日本史の勉強になる歴史映画15選
日本史の勉強になりそうな歴史映画を集めてみました。
映画はあくまで史実らを元にしたフィクションですので、実際の史実とは違う、創作の部分はたくさんあります。でも歴史ってその時代の出来事に興味がないと勉強していても面白いものではありませんから、興味を持つうえでも、また時代の大きな流れを知るうえでも、歴史映画は日本史の勉強に役立つと思います。
そんなおすすめの歴史映画15作品をご紹介!
<戦国時代>清須会議
織田家の後継者争いを巡る織田家家臣団の争い
織田信長が本能寺の変で倒れた後に起きた織田家の後継者を誰にするかという会議を描きながら、当時の織田家家臣内部での勢力争いが上手く描かれている点が勉強になります。特に羽柴秀吉が豊臣秀吉として、天下統一を成すまでにライバル関係でもあった柴田勝家との対立や、お市の方との関係性を描いており、なぜ柴田勝家との雌雄を決する事になったかという原因をうまく描いている点が日本史を学ぶ上で勉強になると考えます。(50代男性)
男たちの思惑が交錯する。
本能寺の変にて命を落とした織田信長の後継者を決めるべく、柴田勝家に羽柴秀吉に丹羽長秀に池田恒興などが、その候補になったことによって各々の考えが交錯する様が、実に見応えがあり、同時にこの時代の流れを把握出来るところも好ましく思いました。教科書にも記載されるほど知名度の高い清洲会議について知るにはもってこいです。(20代女性)
「清須会議」の関連テーマ
<江戸時代>天地明察
20年以上の歳月をかけて日本独自の太陰暦を作り上げていく天文暦学者・渋川春海の姿を描く。江戸時代前期、碁打ちとして徳川家に仕え、算術や星にも熱心な青年・安井算哲(後の渋川春海)は、4代将軍家綱の後見人で会津藩主・保科正之に目をかけられる。その頃の日本では、800年にわたり使われてきた中国の暦にずれが生じはじめており、算哲は保科から新たな暦を生み出すという一大計画の責任者に任命される。
ブレない気持ちの強さ
江戸時代の天文暦学者・渋川春海の人生と仕事ぶりを通して、この時代の暦の作られて行く様子が、当時の観測機具などもリアルで、臨場感を持って知る事ができたのが良かったです。そこには四分儀もあり、伊能忠敬も使用していたであろうと思える道具が観られワクワクしました。何より主人公の算哲(渋川春海)が算術に出会い、どんどんのめり込んで行く様子が楽しく、また後半改暦を一心に進めて行くパワーにも魅了されました。(50代女性)
<江戸時代>武士の家計簿
幕末から明治。激動の時代を知恵と愛で生き抜いたある家族がいた――。 代々加賀藩の御算用者(経理係)である下級武士の猪山直之は、家業のそろばんの腕を磨き出世する。しかし、親戚付き合い、養育費、冠婚葬祭と、武家の慣習で出世の度に出費が増え、いつしか家計は火の車!一家の窮地に直之は、“家計立て直し計画”を宣言。家族一丸となって倹約生活を実行していく―。猪山家三世代にわたる親子の絆と家族愛を描いた物語。
江戸時代のリアルな時代背景
もちろん江戸時代に実際暮らしていたわけではないですが、それでも本当にこんな生活をしていたんだなと感じられるリアリティがありましたし、江戸時代の時代背景なども鮮明に描かれていたので、とても勉強になりました。また、内容的にも借金を返済するなど現実味がある分見応えがありましたし、人間味も強く表現されていたのでおすすめです。(30代男性)
<戦国時代>のぼうの城
有名な史実の傍らに面白い話がある
戦国時代、豊臣秀吉の命をうけた石田三成の小田原城攻めの話です。小田原城の他にいくつか小さなお城がありました。それらも一緒に石田勢に抵抗して戦っていたのです。そんな小さな城の1つ、忍城と呼ばれる特殊な立地にある城とその主、成田長親の特徴あるキャラクターが印象的です。忍城の兵士数は500人に対して石田軍は2万人。少ない兵力で取った作戦は籠城作戦。果たして上手くいくかどうか?
豊臣秀吉の小田原征伐は教科書にも載ってますが、教科書には載っていないようば小さな戦いにも歴史はあるのです。(40代男性)
<第二次世界大戦>硫黄島からの手紙
硫黄島で戦った兵士たちの心情を描いた映画
硫黄島からの手紙では、日本軍がどのように第二次世界大戦中にアメリカと戦っていったかというような日本史、世界史に基づくような出来事をベースに描かれているので、その辺りの日本史や風俗、人間の考え方を知るにはとても良い作品だと思いました。人間の極限の行動を描いていたりグロテスクなシーンもあるのですが、これは歴史的に忘れては行けないことだと思います。(30代女性)
<戦国時代>火天の城
信長から出された難問に立ち向かった男
近江は安土山(現在の滋賀県近江八幡市)に建てられた1つのお城、それが安土城。
信長からの難題とも取れる命令に、建築を任された岡部又右衛が仲間と共にいかにして安土城を完成まで導いたのか。
未だ謎多きお城であり、国内屈指の名城とも言われた安土城に関わる出来事を存分に学べます。お城に興味なくとも、見ておいて損はありません。(40代男性)
<戦国時代>影武者
《あらすじ》
武田信玄の遺言により、信玄の影武者が誕生する。素性が盗人ではとうてい勤まりそうになかったが、信玄の密葬に感動してからは立派に勤めを果たそうとする。他方、家康と信長の生死をさぐる陽動作戦に出るが、一子・勝頼はそれを迎え撃ち勝利する。喜びもつかの間、信玄の愛馬から落馬したことで影武者である事が暴露されてしまう
戦国時代の戦いをリアルに再現した必見の作品
武田家興亡の歴史を描いていて今の中学生が戦国時代とはどんな時代だったかを理解するには最適の映画だと考えます。特に武田信玄がこの世を去り、中学生でもおなじみの織田信長や徳川家康が登場し武田家と激しい領地争いを繰り広げていく様は戦国時代の生き残りをかけた激しい様子が忠実に描かれていて感心します。特に長篠の戦いは必見です。
教科書にも必ず出てくる有名な戦いをダイナミックに再現しており歴史を知ろうとするきっかけになると考えます。(50代男性)
「影武者」の関連テーマ
<第二次世界大戦>ハクソー・リッジ
ヴァージニア州の静かな田舎町で育ったデズモンドは、第一次世界大戦に出征して心に傷を負い酒に溺れる日々を送る父と、そんな父に苦しめられる母の姿を見て育った。「汝、殺すことなかれ」の教えを大事にしてきた彼は、やがて第二次世界大戦の激化に心を痛め、周囲の反対を押し切って陸軍の衛生兵に志願する。だが、訓練中に銃に触ることを拒否したことから、彼は上官や同僚の兵士たちから執拗ないじめを受けることになる…。
戦争の悲劇は繰り返してはいけない
アメリカ視点で描かれている第二次世界大戦の映画です。なんとなく単語と年代で覚える昭和の戦争ですが、開戦から終戦に至るまでの経緯やそこにいる人々の生々しい表情や感情をみることで日米両社の想いも含めて学ぶことができます。沖縄戦の悲惨さを映像化しているため、すこし戦闘の生々しい表現が刺激的ですので苦手な方は控えた方がよいかもしれません。(40代男性)
<戦国時代>関ヶ原
関ヶ原の戦い――それは、戦乱の世に終止符を打ち、後の日本のありようを決定づけた。豊臣家への忠義から立ちあがる石田三成と、天下取りの野望を抱く徳川家康。三成と家康は、いかにして世紀の合戦に向かうのか?そして、命を懸けて三成を守る忍び・初芽との、密やかな“恋”の行方は・・・・・。権謀渦巻く中、「愛」と「正義」を貫き通した“純粋すぎる武将”三成の戦いが今、幕を開ける!!
関ヶ原の戦いについてより深く知ることができる作品
だれもが一度は歴史で習ったことがあるであろう「関ヶ原の戦い」をさらに詳しく、複数の視点から描いているので勉強になる作品です。歴史系の作品というのはついつい間延びしてしまう印象がありますが、カットの切り替えが早かったり退屈なシーンがなかったりして、最後まで楽しむことができました。岡田准一が演じる石田三成も、不器用ながら真っ直ぐな感じが伝わってきて良かったです。(20代男性)
<第二次世界大戦>日本のいちばん長い日
太平洋戦争末期、戦況が困難を極める1945年7月。連合国は日本にポツダム宣言受諾を要求。 降伏か、本土決戦か―――。
連日連夜、閣議が開かれるが議論は紛糾、結論は出ない。 そうするうちに広島、長崎には原爆が投下され、事態はますます悪化する。 “一億玉砕論"が渦巻く中、決断に苦悩する阿南惟幾(あなみ これちか)陸軍大臣(役所広司)、国民を案ずる天皇陛下(本木雅弘)、
聖断を拝し閣議を動かしてゆく鈴木貫太郎首相(山﨑努)、 首相を献身的に支え続ける迫水久常書記官(堤真一)。
一方、終戦に反対する畑中健二少佐(松坂桃李)ら青年将校たちはクーデターを計画、日本の降伏と国民に伝える玉音放送を中止すべく、皇居やラジオ局への占領へと動き始める・・・。
太平洋戦争を終了するために
日本が太平洋戦争を終わらせるために極秘で行った工作は天皇陛下を守るためでもあり、国民をいかにして守り、安全に終戦を終わらせるかを画策した多くの人たちの歴史をノンフィクション感覚で描いた作品で、戦争を終えるための苦労を見事に描いた作品だと思います、国民に天皇の玉音放送を流すために苦労した多くの人たちの物語です