音楽がテーマの傑作アニメ13選
音楽がテーマとなっている音楽アニメを集めてみました。
胸を打つ熱い演奏シーン。心痺れる美しい旋律。音楽の力は偉大だ、と思わせてくれるような傑作の音楽アニメの数々。
何度見ても、聞いてもいい、おすすめの音楽アニメ、13作品をご紹介します。
この音とまれ!
《あらすじ》
廃部寸前の時瀬高校箏曲部。一人になってしまった部長のもとを訪れたのは不良少年とその友達、そして箏の天才少女だった。それぞれの箏の音が紡ぐ青春学園物語
琴の魅力と友情の大切を教えてくれる青春物語
廃部寸前の時瀬高校「箏曲部」を舞台にした物語。気弱そうな見た目と裏腹、芯が強いたったひとりの箏曲部員だった倉田武蔵部長のもとに現れた、中学時代はケンカばかりしていた、でも誰よりも仲間思いな工藤愛や、お琴の家元で数々の賞を受賞したスターでありながら色々な問題を抱える鳳月さとわとともに、「琴」を通じて成長していく姿が描かれます。(30代女性)
美しい音楽をきっかけに交わる友情物語
高校生男女がチームを組んで琴を演奏する部活青春ものとなります。喧嘩腰で態度の悪い不良だった男子主人公、お家柄問題で精神的苦痛を味わう女性主人公にスポットが当てられ、二人が友情を深めながらも同じチームで心を一つに演奏する過程が見れるのが良いです。登場するキャラクターの人間性を濃く描く日常シーンにもドラマがあって楽しめました。(30代男性)
「この音とまれ!」の関連テーマ
響け!ユーフォニアム
<あらすじ>
高校1年生の春。中学時代に吹奏楽部だった黄前久美子は、クラスメイトの加藤葉月、川島緑輝とともに吹奏楽部の見学に行く。そこで久美子は、かつての同級生・高坂麗奈の姿を見かける。葉月と緑輝は吹奏楽部への入部を決めたようだったが、まだ踏み切れない久美子。思い出すのは、中学の吹奏楽コンクールでの麗奈との出来事だった。
高校吹奏楽部の青春物語
高校の吹奏楽部のお話で、すごくリアリティがあります。
楽曲は吹奏楽では定番の音楽が多いので、元吹奏楽部であれば懐かしく感じ、吹奏楽部ではない人も、一度は聴いたことがある音楽だと思うので楽しめると思います。
どの楽器も細部まで手を抜くことなく作画をされていて、演奏シーンでは指の動き、演奏の仕方が簡略化されることなく再現されているので、作画レベルの高さに感動しました。自分も演奏したくなりました。(20代女性)
同じ目標を持った仲間たちとの青春
高校の吹奏楽部のオーケストラ演奏を題材とした作品で、作品内では青春時代に体験したような、様々な熱くて繊細な感情がもりだくさんに含まれています。
私も吹奏楽部に所属していたのですごく気持ちがわかる反面その頃の悔しい気持ちや仲間と共に切磋琢磨した感情が蘇り感動してしまいました。このアニメを観ると自身の成長やライバルとの競争など何か目標に向かって突き進んでいる姿に心動かされます。(30代女性)
「響け!ユーフォニアム」の関連テーマ
四月は君の嘘
<あらすじ>
「14歳の春–僕は、君と走りはじめる」からっぽになった少年が一人の少女と出逢う。少女の、自由で情熱的な音楽の調べが、少年の止まっていた時間を突き動かす。11歳の冬–早熟の天才ピアニスト・有馬公生は母親を失ったショックから演奏をするとピアノの音が聴こえなくなるというトラウマを背負ってしまう。以来、少年は次第にピアノから遠ざかっていく。ピアノと母親を失った彼の日常はモノトーンのように色をなくしてしまっていた。そんなある日、公生を子供の頃から見てきた幼なじみ澤部椿は、あるクラスメイトを紹介する。クラスメイトの名前は宮園かをり。彼女はコンクールに出場するヴァイオリニストだった。楽譜を超え、自分なりのスタイルで課題曲を演奏するかをり。その奔放な演奏を見て、モノトーンだった公生の世界がカラフルに色づきはじめる。
少年と少女のボーイミーツガール
母を亡くしたことをきっかけにピアノ音が聞こえなくなったピアニストの少年が、ヴァイオリニストの少女と出会い再び音楽と、そして自らの過去と向き合い成長していくボーイミーツガール作品。
性格無比で「ヒューマンメトロノーム」とも呼ばれた少年とは反対に少女の演奏は型破り、どこまでも自由でその対比もとても素晴らしく、「四月は君の嘘」というタイトルの意味が見終わった後にじんわりと広がっていく、とても素敵な作品です。(30代女性)
ピアノとヴァイオリンの可能性。
主人公である有馬公生はピアノ、ヒロインの宮園かをりはヴァイオリンを奏でます。とあることをきっかけにピアノと向き合うことを辞めた有馬公生を再び舞台の上にあげた宮園かをりの功績は賞賛に値します。また、楽譜の指示なんてお構い無しに自分が楽しめる演奏を聴衆に届けて心を震わせる宮園かをりに脱帽したのは良い思い出です。(20代女性)
「四月は君の嘘」の関連テーマ
けいおん!
京都アニメーション制作、2009年4月から放送され大ヒットを記録した人気アニメ!「けいおん」を始めた女子高生たちの青春が今幕を開ける!?
少しずつ演奏が上手くなるので、メンバーの成長が感じられる作品
このアニメは軽音楽部に入部した女の子たちの日常を描きつつも、ちゃんと本格的な演奏シーンが入っています。最初は少し下手くそですが、だんだんメンバーたちが上手くなっていくところも成長を感じられて感動します。バンドとしてのカッコよさをいかしつつ、歌詞は女の子っぽくて可愛らしいというギャップもこのアニメで演奏されている音楽の良いところだと思います。(20代男性)
楽しげな女子高校生の部活動
女子高校の軽音楽部が舞台のアニメで、部員がおらず廃部寸前の所を立て直すという物語です。最初のうちは拙い演奏だったのが、回を重ねるうちに上達していって、文化祭のステージではかなりレベルの高い演奏を見せてくれるようになります。部活中は時折、音楽とは関係のない事に脱線するような場面もありますが、音楽に対する姿勢は真剣でした。(40代男性)
「けいおん!」の関連テーマ
パリピ孔明
《あらすじ》
あの諸葛孔明が!なぜか渋谷に!!まさかの転生!!! 渋谷で出会った月見英子の歌に心を奪われた諸葛孔明は、英子の軍師として仕える。そして・・・。 天才軍師の圧倒的無双を誇る知略計略が音楽シーンに新たな伝説を誕生させる。
音楽の世界に生きる少年少女の物語
三国志の名軍師である諸葛亮孔明が現代に蘇って、音楽という文化に触れて、新たな道を歩み始めるといったストーリーが、斬新で面白いです。それぞれやってきた音楽があることで、キャラクター達の悩みや葛藤が解決されていくというのも、改めて音楽って良いものだなと思わされます。また、歌唱キャストを採用している為に、圧巻の歌声と、多彩な楽曲が揃っていて、魅了されます。(20代女性)
「パリピ孔明」の関連テーマ
のだめカンタービレ
《あらすじ》
落ちこぼれ音大生“のだめ”こと野田恵と有名ピアニストの息子で指揮者志望のエリート音大生千秋真一、そして2人が通う桃ヶ丘音楽大学の奇人変人たちが奏でる、美しい音楽と爆笑エピソード。
音楽ってすごく楽しい
音楽大学に通う野田恵は、同じ大学の千秋真一と出会うことによって音楽人生が大きく変わり演奏者をめざしていく物語です。音楽の魅力がとてもよく出ていて、クラッシック音楽が聞きたくなるようなアニメです。個性的なキャラクターが主人公たちを含めて多いので、面白く笑いが沢山溢れているアニメになっているのではとの思います。(30代女性)
ヒーラー・ガール
<あらすじ>
第三の医学、ヒーリング–歌で病気やケガを治す“音声医学”。そして歌うことで医療行為を行う人たちを、“ヒーラー”と呼んでいる。烏丸音声治療院で働く、3人の見習いヒーラーたち。元気いっぱいのムードメーカー、藤井かな。ちょっぴり強気なお嬢様、五城玲美。おっとりしつつもしっかりもののお姉さん、森嶋響。高校1年生の3人は放課後、烏丸治療院で一人前のヒーラーを目指して修行中!帰国子女でC級ヒーラーの資格を持つ矢薙ソニアも加わり、少女たちは夢に向かって、今日も癒しの歌をうたいます!
歌で医療現場を支える少女たちの成長アニメ
歌声が病気の治療や手術現場で患者の身体の調子、血圧や心拍など、に安定的作用を及ぼすという音楽療法にファンタジー要素を絡めた作品でした。
ヒーリングを医学の一環として取り入れた世界観を表現していますが、面白かったのはアニメならではの歌の効果がイメージとして演出されるところです。ただ成功している温和な映像だけでなく、ヒーリングに失敗したときのイメージ演出など、ストーリーとは関係なく演出手法が面白かったです。(40代男性)
『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima
<あらすじ>
争いは武力ではなく人の精神に干渉する特殊なマイクにとって代わった。その名も「ヒプノシスマイク」。各ディビジョン代表のMCグループがバトルをし、勝った地区は決められた分の他の領土を獲得することができる。兵器ではなく言葉が力を持つことになった世界で今、男たちの威信をかけたディビジョンバトルが始まる。
ラッパー顔負けの声優陣がアツいラップでバトル!
アニメとヒップホップのミッシングリンクを繋いだ意欲作です。いわゆるMCバトルの形式をベースにしてそれぞれ三人一組のチーム編成でラップするのですが、本職さながらのスキルをみせる声優の皆さんに度肝を抜かれます。
特に初期中心人物の木村昴さんは自他共に認めるヒップホップヘッズで知識も技量も当たり負けしないパワフルさが魅力です。チームごとの特徴も異なり、楽しめる点やトラックのプロデューサーに第一線のミュージシャンが関わっていることなども深掘りするとより楽しめます。(40代男性)
金色のコルダ ~primo passo~
<あらすじ>
星奏学院は音楽科と普通科が併設された伝統ある高校。普通科2年生の日野香穂子は、ある日、学院に住む音楽の妖精・リリに見出され「魔法のヴァイオリン」を託されてしまった。魔法のヴァイオリンを手に権威ある学内コンクールに挑む事になった香穂子だが、コンクール参加者は、音楽科のエリートばかり。香穂子を取りまく恋、友情、そしてコンクールの行方は…。
魔法のヴァイオリンと音楽仲間
普通科に通う主人公・女子高生が、あるとき音楽の妖精と出会い、魔法のヴァイオリンを手に入れる。これまで音楽と全く関わりがなかったが、新たな出会いと共に学内音楽コンクールを目指す、というお話です。
主人公がアヴェ・マリアを聴いて徐々に音楽に惹かれていく姿や、魔法のヴァイオリンを使っているという劣等感などが描かれていて、面白いです。
クラシック音楽がメインですが堅苦しさがなく、楽しく観れます。個性的でカッコいいキャラクターが多く登場します。(30代女性)
アイカツ!-アイドルカツドウ!-
<あらすじ>
星宮いちごは、ごくごくフツーの中学1年生の女の子。ところが、親友のあおいに誘われてアイドル養成の名門校「スターライト学園」に編入したことで、いちごをとりまく世界がガラリと変わってしまう。様々なライバルたちと出会い、アイドルとしての心得を学びながら、いちごはアイカツ!カードを使って数々のオーディションに挑戦していくことに。新人アイドルいちごの、明るく元気なアイドル活動が幕を開ける…!
夢が詰まっているストーリー
ストーリーとしてももちろんですが、何と言っても3DCGを利用された演奏シーンは見入ってしまうほどに素晴らしいですし、パフォーマンスも迫力がありライブシーンだけでも見る価値があると言えます。また、ファッションにも非常に拘りを感じるアニメですし、夢が詰まっていて勇気が貰えたり明るい気分になれるのでおすすめです。(30代男性)
takt op.Destiny
<あらすじ>
2047年。D2との抗争によって荒廃したアメリカ。コンダクターの『タクト』は、ムジカート『運命』と共にニューヨークを目指して旅していた。音楽が失われた世界で、音楽を渇望する『タクト』 D2の殲滅を望むムジカート『運命』。二人の少年と少女が生み出す旋律は、歓喜かそれとも絶望か
深まる熱い2人の旋律
とにかくオープニングがかっこよくて、感情をあまり持たない運命、他人に興味がなく音楽バカな主人公の凸凹コンビで最初はハラハラしましたがのちに絆、信頼関係ができていき、戦闘時の連携が取れるようになっていきました、バトルシーンなどに迫力もありましたし、とにかく運命が可愛いです、次第に表情が出てきて人間らしくなり、泣けるシーンもあります。エンディングではオープニングとは別でゆっくりしていてこれはこれでいいなと思いました。ゲーム化もするみたいで楽しみです。(10代男性)
竜とそばかすの姫
<あらすじ>
自然豊かな高知の田舎に住む17歳の女子高校生・内藤鈴(すず)は、幼い頃に母を事故で亡くし、父と二人暮らし。母の死をきっかけに歌うことができなくなっていた。曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日、親友に誘われ、全世界で50億人以上が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>に参加することに。<U>では、<As(アズ)>と呼ばれる自分の分身を作り、まったく別の人生を生きることができる。歌えないはずのすずだったが、「ベル」と名付けた<As>としては自然と歌うことができた。ベルの歌は瞬く間に話題となり、歌姫として世界中の人気者になっていく。数億の<As>が集うベルの大規模コンサートの日。突如、轟音とともにベルの前に現れたのは、「竜」と呼ばれる謎の存在だった。乱暴で傲慢な竜によりコンサートは無茶苦茶に–。
美しい歌声とヒロインたちの成長が秀逸
細田守監督のインターネット空間の仮装世界を舞台に少女や少年の成長を描いた長編アニメで、ものすごく感動しました。母と一緒に歌うことが大好きだったヒロインは歌うことができなくなりました。しかしヒロインが仮想世界では歌を歌うことができ、世界で注目されていきます。その歌声はビンビン聞くものに迫ってきます。やがて、彼女は現実の世界でも母の死を乗り越え、少年たちも乗り越えていくのですが、そのプロセスと美しい歌声に癒されました。(60代男性)
「竜とそばかすの姫」の関連テーマ
美少女戦士セーラームーン セーラースターズ
<あらすじ>
デッドムーンとの壮絶な戦いに勝利した月野うさぎたちセーラー戦士は、受験にも打ち勝ち、全員そろって高校1年生の新たな春を迎えた。新たな夢と希望に胸を膨らませて、新生活を満喫するうさぎたち。しかしある日のこと、封印されていたネヘレニアの耳に復讐をささやきかける声が聞こえてきた。新たなパワーを得てよみがえり、セーラー戦士を苦しめるネヘレニア。新たな地球の危機に、セーラーウラヌスたち外部太陽系セーラー戦士が再びセーラームーンのもとに集う。かくしてセーラー10戦士と復讐鬼と化したネヘレニアのラストバトルが開始された。銀河の彼方から、その戦いを見つめる冷ややかな目があることに気づかぬまま…。
有名アニメの続編で音楽シーンたっぷりの名作
世界的にヒットしたセーラームーンの続編であるセーラースターズは、銀河を舞台にした壮大なアニメで音楽の演奏も頻繁にでてきます。
セーラームーンは戦う女の子アニメで音楽アニメではありませんが、セーラースターズは主役は月野うさぎのまま、スリーライツというアイドルグループが物語の中心となっており、アイドル(歌唱&楽器演奏)コンサートのシーンや練習風景がたくさん描かれるのは、スリーライツの歌が惑星の存亡にかかわる、重大な意味を持っているからです。(なので、当然演奏シーンの作画には力が入っています)
あまりにもいままでのセーラームーンシリーズとテイストが違う部分が多く、いままでのファンの中には、続編であるセーラースターズを好まない方もいるのも事実ですが、音楽アニメもSFアニメも美少女戦士アニメも楽しみたい方におすすめの名作です。
20世紀、現実のアニメショップやCDショップで商品化されていたスリーライツのCDは、現在大変高額なプレミアム価格がついているほど、熱烈なファンも多いです。(40代女性)