インド映画の魅力!おすすめインド映画11選
インド映画の魅力がわかる、面白くておすすめのインド映画を集めてみました。
インドの映画は歌って踊ってそして長い、というイメージを持たれてる方も多いのではないかと思いますが、もはやそんなイメージは古くさく(ミュージカル風に歌って踊ったりすることは多いですが、歌わない映画もあります)、派手なアクションや笑えるコメディ映画、感動作まで多種多様な作品にあふれてます。
それも、インドでの年間映画制作数は約2000本(2016年、ちなみに日本は約600本)、映画市場は年間24億ドルを超える世界一の映画大国です。
インドは独自の風習があったりと、それもまたインド映画の魅力で、日本や欧米の映画とはひと味違う、インド映画をお楽しみください。
きっと、うまくいく
<あらすじ>
日の出の勢いで躍進するインドの未来を担うエリート軍団を輩出する、超難関理系大学ICE。エンジニアを目指す天才が競い合うキャンパスで、型破りな自由人のランチョー、機械より動物好きなファルハーン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの“三バカトリオ”が、鬼学長を激怒させ、珍騒動を巻き起こす。 抱腹絶倒の学園コメディに見せつつ、行方不明のランチョーを探すミステリー仕立ての“10年後”が同時進行。根底に流れるのは学歴競争。加熱するインドの教育問題に一石を投じ、真に“今を生きる”ことを問いかける万国普遍のテーマ
エリート大学の3馬鹿トリオが巻き起こす青春コメディ
エリート大学を舞台に、新入生の3馬鹿トリオが巻き起こすドタバタ騒動を描いた今作。
インドの超学歴社会や、そのプレッシャーから自殺を選択する若者がいるというショッキングな社会問題にフォーカスを当てつつ、主人公の口癖である「きっと、うまくいく」を合言葉に、笑いあり、涙ありの極上エンターテイメントに仕上がっています。
170分と長めな上映時間ですが、テンポが物凄く良いのであっという間に見れてしまいます。伏線回収が鮮やかなのも見どころの一つです。序盤に学長がペンについて語るシーンがあるのですが、後々この展開に繋がるのか!となるシーンがあり、胸が熱くなりました。
まるで主人公たちと一緒に学校生活を過ごしたかのような気分になれて、とても楽しく鑑賞させて貰いました。元気になりたい時に見たい映画です。(30代女性)
バーフバリ 伝説誕生
<あらすじ>
赤ん坊の頃に滝で村人に拾われ育てられた青年シヴドゥ。彼は運命に導かれるように滝の上の世界に辿りつき、暴君が支配する王国と戦う女戦士と出会う。彼女とともに戦いに身を投じたシヴドゥは、自分がこの国の王子バーフバリであることを知る。
偉大な父と偉大な息子の物語
バーフバリシリーズです。友人にオススメされたのですが、見るときは2作品共に見ないと続きが気になるところで終わってしまいます。
政争に翻弄された父子の物語ですが、同じ役者さんが父親と成長した息子を演じているので、見ていてなんともややこしいです。物語が後半に進むと真面目な展開になっていくのですが、前半の主人公のストーカー行動には笑わせてもらいました。(30代女性)
バーフバリ2 王の凱旋
<あらすじ>
マヒシュマティ王国の王に指名されたアマレンドラ・バーフバリは、クンタラ王国の姫デーヴァセーナと恋に落ちる。だが、従兄弟のバラーラデーヴァは邪悪な策略で王座を奪い取り、さらにバーフバリと幼いその息子の命をも奪おうとする…。それから25年、自らが伝説の王バーフバリの子であることを知った若き勇者シヴドゥは、マヘンドラ・バーフバリとして、暴君バラーラデーヴァに戦いを挑む!
インド人の熱い情熱と正義の伝わる物語
歴代、インド映画の興行収入の一位になった作品。
バーフバリシリーズは、この作品の前に「バーフバリ 伝説誕生」があり、こちらが第一話目になりますので、見られる方は「バーフバリ 伝説誕生」を先に観るのがお勧めです。
実はこの映画、Twitterで「すごい!」と押していた方がいらして、それならばと子供と二人、終了時間が終電間際というギリギリの時間帯でも、観戦決行してきました。
インド映画は初めてでしたが、Twitterの押しの方と同じで、「すごい!」です。
スケールがとても大きくて、画面いっぱいに飛び回る主人公に圧倒されます。女性もとても凛とした方が主人公の奥さん、お母さんで、豪華な衣装や舞台セットも見どころです。(50代女性)
パッドマン 5億人の女性を救った男
インドの小さな村で新婚生活を送る主人公のラクシュミは、貧しくて生理用ナプキンが買えずに不衛生な布で処置をしている最愛の妻を救うため、清潔で安価なナプキンを手作りすることを思いつく。
研究とリサーチに日々明け暮れるラクシュミの行動は、村の人々から奇異な目で見られ、数々の誤解や困難に直面し、ついには村を離れるまでの事態に…。
それでも諦めることのなかったラクシュミは、彼の熱意に賛同した女性パリーとの出会いと協力もあり、ついに低コストでナプキンを大量生産できる機械を発明する。
農村の女性たちにナプキンだけでなく、製造機を使ってナプキンを作る仕事の機会をも与えようと奮闘する最中、彼の運命を大きく変える出来事が訪れる――。
愛する妻のために「生理用品」の開発に挑んだ男の実話
インドの小さな田舎の村で最愛の女性と結婚したラクシュミ。
幸せな新婚生活は、妻のガヤトリが生理になったことを境に一変していく。高価な海外製の生理用品が買えず、不衛生な布で生理期間を過ごす妻の姿を見たラクシュミは、安価な国産ナプキンの製造に励むが、村中から変態だと思われてしまう。
TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた実業家男性の実話を基にした映画です。
初潮が来たら盛大にお祝いするくせに、翌月からは不浄のものとして扱い、語ることすら許されない等と言う風習が2001年まで続いていたことにビックリしました。
原動力が妻への愛なのがとても微笑ましいと同時に、周りから変態呼ばわりされた時に彼女も世間体を気にして夫を非難していたところに、インドの悪しき風習の根深さを感じました。ですがハッピーエンドで終わることが分かっているので、終始安心して見ることができます。扱っている題材は女性の「生理用品」ですが、男女ともにオススメの映画です。(30代女性)
スタンリーのお弁当箱
<あらすじ>
いつもみんなを笑わせてくれるクラスの人気者スタンリー。しかし彼は家庭の事情でお弁当を持ってくることができない。昼食の時間は一人ぼっち。水道の水を飲んでしのいでいる。
貧しい男の子が周囲の助けを借りて学校にお弁当を持ってくるようになるまでの話
クラスの人気者のスタンリーは、お昼休みになるといつもどこかへ行ってしまう。
家庭の事情でお弁当がない彼は、水道水を飲んで空腹を凌いでいたのだった。そんなスタンリーの姿に気づいたクラスメイトたちは弁当のおかずを分けてあげていたが、意地悪な先生に見つかり、没収されてしまう。
インド映画と言えば、とにかく派手でよく踊っているイメージがあると思いますが、この映画は全く違います。学校という小さな世界の中で、子どもたち同士の友情や、そっと見守ってくれる大人たちの愛情に気づかせてくれます。
そして、劇中に出てくる個性豊かなお弁当の数々。あの子のお家は家が裕福だからお弁当が豪華なんだと一発でわかるような美味しそうなお弁当もあれば、クラッカー数枚だけという、スタンリーの水道水よりはマシだけれども、とても腹持ちしなさそうなお弁当もあったり…と、狭い教室の中でも格差社会を如実に感じました。
普段人気者ゆえにお弁当を持って来れないとは言わずに、「家で食べてくる」と嘘をついて教室を出ていくスタンリーの後ろ姿がとても印象的でした。派手な娯楽大作映画よりミニシアター系映画の方が好きな人に是非ともお勧めしたい作品です。(30代女性)
嫌な先生も最高の友達と一緒なら何とかなる
『スタンリーのお弁当箱』の主人公の少年スタンリーも家がとても貧しく、学校にお弁当を持ってくることができません。お昼は水で空腹をごまかす姿がとても痛々しかったです。
友達から分けてもらう各お弁当もインドらしいお弁当でとてもおいしそうに見えるのでカレーが食べたくなります。子役の子たちが本当に自然な演技をしていてとてもいいです。
現在日本でも経済格差が広がり子供の貧困が問題になっています。社会問題を子供の目線で描かれている作品でもあると思うので、ぜひ一度ご視聴してみてください。(30代女性)
マダム・イン・ニューヨーク
シャシは、二人の子供と夫のために尽くす、ごく普通の主婦。彼女の悩みは、家族の中で自分だけ英語ができないこと。夫や子供たちにからかわれるたびに、傷ついていた。姪の結婚式の手伝いで一人NYへ旅立つも、英語ができず打ちひしがれてしまう。そんな彼女の目に飛び込んできたのは「4週間で英語が話せる」という英会話学校の広告。仲間とともに英語を学んでいくうちに、夫に頼るだけの主婦から、ひとりの人間としての自信を取り戻していく。しかし学校に行っている間に幼い息子がケガを負い、彼女は母親としての自覚や責任感に欠けていた自分を責め、卒業を目前に学校へ通うことを諦めてしまう。それでも学校の仲間たちは彼女とともに卒業しようと協力をするのだが、卒業試験の日が、姪の結婚式と重なり・・・
主婦が自信と誇りを取り戻していく物語
英語が苦手で家族から馬鹿にされていたインド人主婦が、あることをきっかけにニューヨークの語学学校に通い始めたことで自信と誇りを取り戻していく物語です。
英語が話せない為に真面目だけどれどこか自信がなく、ニューヨークでも恥をかいてしまう主人公が、語学学校をきっかけに英語が上手くなって自信を取り戻し、輝いていく様子は応援したくなるし感動します。
観終わったら、自分も何かに挑戦したい!という気持ちになります。(30代女性)
RRR
<あらすじ>
1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため立ち上がったビームと、大義のため英国政府の警察となったラーマ。それぞれに熱い思いを胸に秘めた2人は敵対する立場にあったが、互いの素性を知らずに、運命に導かれるように出会い、無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに、2人は友情か使命かの選択を迫られることになる。
壮大な火と水の闘いの物語
バーフバリシリーズのラージャマウリ監督の最新作です。
部族の住む村から連れ去られた妹を探すビームと、そのビーム一味を追う警察官ラージュがお互いの正体を知らずに知り合い、熱い友情を培っていきます。
闘いあり、涙あり、アクションありの激動のエンターテイメントで、3時間ありますがその時間を全く感じさせません。
インド映画らしいダンス場面もおもしろく爽快で好きです。インド映画初心者にもおすすめできる作品です。(20代女性)
今までにない斬新なアクションシーンが楽しめる作品
この作品の一番の見どころといえば、今まで見たことがないようなフレッシュすぎるアクションシーンがたくさん詰まっているところです。あまりにも凄すぎるのとアイデアが斬新すぎるということで、思わず笑ってしまいそうになるときもありました。ストーリーも熱い友情をメインテーマとした感動的な物語で、最後までかなり楽しむことができました。(20代男性)
バルフィ!人生に唄えば
<あらすじ>
本作の主人公バルフィは、生まれつき、耳が聞こえず、話ができないが、豊かな感情を、眼差しと身ぶり・手ぶりだけで完璧に伝える心優しい青年。好きになった相手に感情をストレートに表現し、人生に恋に、正直に生きるその姿に、冒頭から誰しもが虜になることは間違いないだろう。本作は、そんなバルフィと恋に落ちた二人の女性の物語が軸となり、出会いから最期の別れまでの壮大な人生の物語を描き上げた。
心を届けるのに言葉はなくても大丈夫!
生まれつき耳が聞こえず、話もできない主人公の表現力が豊かで、心躍るような展開に胸がワクワクしました。障害を悲観するものでなく、自分の生きる道を見つけている主人公に学ばされることが多く、どんな人であっても誰かを幸せにしたり、感情を揺さぶることができるのだと学びました。
バリアフリーとは何であるのか。考え方次第で障害も障害でなくなる。など、世界共通している課題を大きく前進させてくれる作品です。(30代女性)
めぐり逢わせのお弁当
<あらすじ>
インド・ムンバイでは、お昼どきともなると、ダッバーワーラー(弁当配達人)がオフィス街で慌ただしくお弁当を配って歩く。その中のひとつ、主婦イラが夫の愛情を取り戻すために腕を振るった4段重ねのお弁当が、なぜか、早期退職を控えた男やもめのサージャンの元に届けられた。神様の悪戯か、天の啓示か。偶然の誤配送がめぐり逢わせた女と男。イラは空っぽのお弁当箱に歓び、サージャンは手料理の味に驚きを覚える。だが夫の反応はいつもと同じ。不審に思ったイラは、翌日のお弁当に手紙を忍ばせる…。
がんばりすぎて疲れた男女の恋物語
家庭で作ったお弁当を会社で働く夫に届けるというのはインド独特の習慣で、未だにその仕事が存在していて、またそのお弁当の数もすごいことに驚かされました。こんなに数があったら絶対間違いとか起こりそうと思っていたら案の定配達間違いが起こり、そこから物語が進んでいきます。エンディングは観た人にまかせられたような終わり方で、インド映画では珍しいタイプかなと思いました。(50代女性)
新しい一歩を踏み出す女性の物語
全く異なる環境に暮らしている、会ったことも話したこともない2人の男女がふとしたことから交流を持つようになり、やがてお互いの人生に大きな影響を与えるという、大人の切ないラブストーリーです。余韻を与えるラストシーンもまた切ないです。
日本とは全く異なるインドのお弁当事情が知れる、というのもこの映画の面白い点です。(40代女性)
ラガーン
<あらすじ>
1893年インド。干ばつに苦しむ農民たちに課せられた厳しい年貢。傲慢な英国人将校は、クリケットで勝てば年貢は免除、負けたら3倍という賭けを持ちかける。
クリケットのルールを学びながらイギリスの植民地時代だったインド生活も知れる
クリケットにあまり興味がなくても楽しみながらルールを学ぶことができる映画です。
インドの植民地だった頃が舞台です。農民たちが年貢を2倍にさせられるのを防ぐために、普段からクリケットを嗜むイギリス人たちとバトルをし勝負の結果で今年の年貢の料が決まるというものです。イギリス人女性がインド人農民に恋心を寄せたり、三角関係も見どころです。(20代女性)
バジュランギおじさんと、小さな迷子
<あらすじ>
底抜けにお人好しなインド人青年と、声を出せないパキスタンからの迷子の少女の二人旅を通して描かれる、国や宗教、人間愛についてのメッセージに誰もが感動! 全世界を笑いと涙に包んだ大ヒット作!
国境を超えた人間愛とは
私の感覚で面白いというか、感動したのはこの映画です。私は人にあまり優しくはない人間ですが、主人公のパワンのように他人を思いやる心を持っていれば、きっと人を幸せにしていたんだろうなと思ってしまいます。また日本ではあまりインドやパキスタンをよく思っていない人がたくさんいると思いますが、この映画を見てインドとパキスタンを結ぶ人々の素晴らしい友情、国境や文化の違いを超えた人間愛というものがわかるのではないでしょうか。(50代男性)