【洋画編】おすすめの傑作ミステリー映画10選
ハラハラドキドキが止まらない、洋画ミステリー映画のおすすめを集めてみました。
様々な謎解きやトリック、誰もが予想していないどんでん返しのラストなど、ミステリーの醍醐味が存分に楽しめる10作品をご紹介します。
オリエント急行殺人事件
<あらすじ>
傑作ミステリーをケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、デイジー・リドリー、ペネロペ・クルスほか超豪華キャストで描くゴージャスなエンターテイメント !列車内で起きた殺人事件――。容疑者は乗客全員!
心ある犯人たちと名探偵の推理
オリエント急行の列車内で殺人がおきます。冒頭は、全員が何の関係性のない乗客たちのような各々の登場をするのですが、名探偵ポアロの観察力によって被害者との接点や無関係だと思われていた乗客との関係性が徐々に暴かれていき、完璧なアリバイも綻び始めた時の犯人たちの一体感が名探偵ポアロをも混乱させるストーリー展開は、ドキドキさせられます。(40代女性)
シックス・センス
<あらすじ>
高名な精神科医のマルコムは、かつて担当していた患者からの凶弾に倒れてしまう。リハビリを果たした彼は、複雑な症状を抱えた少年・コールの治療に取り掛かる事に。コールは常人には無い特殊な"第6感"、死者を見る事ができる能力を持っていた。コールを治療しながら、彼によって自らの心も癒されていくマルコム。そして彼には予想も付かない真実が待ち受けていた・・・。」
不思議な力と向き合っていく少年の物語
主人公の男の子が、死んだ人が見える不思議な力を持っているストーリーです。
最初はホラー映画かと思いましたが、しっかりとミステリー展開があり、ラストシーンは必見です。
時には怖いシーンもあるので、主人公と同じ気分になることもあります。しかし、主人公の成長や親子の愛など、この作品を通して感じてもらいたいです。(30代女性)
「シックス・センス」の関連テーマ
ゴーン・ガール
<あらすじ>
結婚5周年を迎え幸せな結婚生活を送っていたニックは、妻エイミーの姿が忽然と消えたことに気付く。自宅には争ったような跡と大量の血痕が残されており、警察は他殺と失踪の両面で捜査を開始。やがてニック自身にも疑惑の目が向けられると、事件はマスコミの注目を集めてゆく。私生活を暴かれ、無責任な世論やSNSで拡散する噂に追い詰められたニックは、弁護士を雇って対応を図るが、やがて事件は思わぬ展開を見せる…。
結婚記念日に突然姿を消した妻と、妻殺害の疑いをかけられてしまう夫の話
結婚5周年目の記念日に突然姿を消したエイミー。メディアの報道が加熱していく中で、夫であるニックに対する世間の目が疑惑を帯びていき、妻殺害の疑いをかけられるようになっていく。
序盤からニックは不審な態度や言動を繰り返していますし、エイミー視点で語られるニックとの結婚生活の様子を見ていても、夫が犯人なのでは?と思わされてしまう演出が散りばめられています。中盤からは誘拐事件の犯人がエイミー自身で、夫に罪を着せて死刑にさせるために綿密な計画を練っていたことが発覚するのですが、そんな彼女の計画がある出来事をきっかけに狂っていくシーンから、物語の展開が全く読めなくなっていきます。
この中盤からラストにかけて加速的に面白くなっていく展開は、是非映画を見て体感して欲しいです。エイミーのぶっ飛び具合が終始異常(最高の褒め言葉)なので、見終わった後には「女って怖い…」と思わず呟いてしまいたくなります。(30代女性)
9人の翻訳家 囚われたベストセラー
<あらすじ>
フランスの人里離れた村にある洋館。全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売のため、9人の翻訳家が集められた。外部との接触は一切禁止され、日々原稿を翻訳する。しかしある夜、出版社社長の元に「冒頭10ページを流出させた。500万ユーロ支払わなければ全ページが流出する」という脅迫メールが届く―
ミステリー小説をめぐるミステリー
ミステリーや探偵物はたくさんの伏線があると回収し切れず置いてけぼりになってしまう事が多いので避けてきましたが、そんな私でもきちんと流れに乗って見ることができました。
話の流れは単純明確。世界同時発売をするため、集められた各国の素晴らしい翻訳家達。しかしそれはほぼ監禁状態での作業…そして厳重な管理下に置かれているはずの原稿がまさかの流出。犯人はこの9人の中にいるはずだが…。
単純明確と言いつつ、全員が犯人の可能性があり、誰も犯人ではないのかもしれない
ワクワクドキドキしながら見て、推理をしつつも「えーっ!そういつ事なのか?!」とラストに驚き。そして、最後の最後にはスカッとする気持ちの良い終わり方。また見たいと思う作品。(30代女性)
ザリガニの鳴くところ
<あらすじ>
ノースカロライナ州の湿地帯で、将来有望な金持ちの青年が変死体となって発見された。犯人として疑われたのは、「ザリガニが鳴く」と言われる湿地帯で育った無垢な少女カイア。彼女は6歳の時に両親に捨てられて以来、学校へも通わずに湿地の自然から生きる術を学び、たった1人で生き抜いてきた。そんなカイアの世界に迷い込んだ心優しい青年との出会いが、彼女の運命を大きく変えることになる。カイアは法廷で、自身の半生について語り始める。
ラストのどんでん返しに驚愕
タイトルはこの作品においては、ヒロインが安心安全に過ごせる場所だという意味がわかり、腑に落ちました。不幸続きのヒロインが、湿地帯で生き続けていく姿に、涙が溢れました。その後、彼女は二人の男性と恋をしますが、二人目の男性は亡くなります。このことでヒロインに嫌疑がかけられ法廷闘争となりますが、弁護士の頭脳に唸りました。しかし、ラストの強烈などんでん返しに絶句しました。ミステリアスな結末に驚かされました。傑作です。(60代男性)
「ザリガニの鳴くところ」の関連テーマ
エスター
<あらすじ>
この娘、どこかが変だ。その“正体”が見えた時、世界中がショックに震えた。
可愛い女の子だと思ってたら…
サイコホラー、スリラー映画として名高い本作ですが、エスターは何者なのか、どうやってその正体を暴き、家族を守るのか、謎解きと奮闘の物語でもあります。
雪の積もった真っ白な世界を背景に、精神を患っていた母、耳の聞こえない娘、活発な息子、無防備な父というおあつらえ向きの舞台。何度も視聴した映画ですが、いつの間にかエスター側に肩入れしていることもしばしば…小さな違和感が全ての始まりというミステリーの王道を行きつつ、不気味で愛らしい少女が一つの家庭を揺るがしていくさまは見応え充分です。(20代女性)
「エスター」関連テーマ
メメント
<あらすじ>
保険会社の調査員だったレナードは、愛妻が殺されたショックでひどい記憶障害に陥った。それは10分前の記憶を全て忘れてしまうというもの。しかし事件以前の記憶は残っているため、彼の脳裏には妻が犯人に殺されるシーンが刻みこまれていた。レナードは、そのわずかな手がかりを元に憎き犯人探しを開始。ポラロイド写真にメモを残し、全身にメモとなるタトゥーを刻みながら犯人を捜すが…。
10分間しか記憶を保てない男が、妻殺しの犯人に復讐する
愛する妻を強盗に殺された際に頭を強打し、新しい記憶を10分以上保つことができなくなってしまった主人公・レナード(ガイ・ピアース)の復讐劇。
時間を遡りながら進む複雑な手法により、観客もレナードと同じ視点からストーリーを体感することができます。レナードの記憶が続かないことを良いことに、それを利用しようとする人間が出てきたり、自分が書いたと思しきメモすら疑わしく感じられたり…。誰のことも信用できない状況なのに、次の瞬間にはそのことすら忘れてしまうスリリングな展開に目が離せなくなります。
巷で超難解と言われている映画ですが、初見は新鮮な驚きがあって純粋に楽しめますし、結末を知ってから見ると、時系列が分かっているぶん違った視点での発見があって面白いです。何度でも楽しめるスルメ映画です。(30代女性)
鑑定士と顔のない依頼人
物語の始まりは、ある鑑定依頼。引き受けたのは、天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流オークショニア、ヴァージル・オールドマン。それは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、ごくありふれた依頼のはずだった。 ところが──依頼人は嘘の口実を重ねて決して姿を現さない。ヴァージルは不審を抱きながらも、断ることが出来ない。なぜならその屋敷の床に、もしそれが本物なら歴史的発見となる、ある美術品の"一部"が転がっていたのだ。ヴァージルは密かに持ち帰った"一部"を調べると共に、依頼人の身辺を探るのだが、屋敷を訪れるたびに新たな謎と立ち向かうことになる。果たして奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは──?
主人公はある意味幸せなのかもしれない話
最初、鑑定の依頼をしてきた女性が一体何者なのかということに注目しがちだったのですが、割とあっけなく分かります。色んなことがトントン拍子にうまく運んでいくのですが、その中でも少し不気味というか、不穏な空気をはらんでいる感じがして、2時間目が離せませんでした。
主役のジェフリー・ラッシュの演技が素晴らしいと思いました。(50代女性)
プリズナーズ
ペンシルヴェニア州で小さな工務店を営むケラー(ヒュー・ジャックマン)の幸せに満ちた日常は、何の前触れもなく暗転した。感謝祭の日、6歳の娘アナがひとつ年上の親友と一緒に外出したまま、忽然と消えてしまったのだ。まもなく警察は青年アレックス(ポール・ダノ)を容疑者として拘束するが、自白も物証も得られず2日後に釈放。刑事ロキ(ジェイク・ギレンホール)の生ぬるい対応に不満を隠せないケラーは、アレックスがふと漏らしたひと言から、彼が犯人だと確信し、自らの手で口を割らせようとする。最愛の娘を取り戻したい一心で、法律とモラルの一線を踏み越えていく父親。粘り強い捜査によって、新たな容疑者の存在を突き止めていく刑事。もがけばもがくほど混迷が深まるこの難事件の背後には、想像を絶する闇が広がっていた・・・。
誘拐された愛娘を取り戻すために暴走してしまう父親の話
主人公のケラー(ヒュー・ジャックマン)の愛娘が突然誘拐され、怪しい男が警察に捕まるも、証拠不十分のため二日後に釈放されてしまう。納得のいかないケラーが取った行動とは─。
物理的に囚われている娘、凝り固まった犯人像に囚われ暴走してしまう父親、異常な思想に囚われている犯人、と『プリズナーズ』と言うタイトル通り、様々な要因に囚われている人々が出てきます。
2時間33分もある映画なのですが、これらの登場人物がうまい具合に絡み合って、全く長いと感じないまま最後までハラハラドキドキしながら鑑賞することができます。最後のオチもとても秀逸で、ここでそのアイテムが出てくるのか!と思わず唸ってしまいました。
また、宗教的な色合いも濃い映画なので、登場人物の名前にも意味があったりと、細かい部分まで練られているところもミステリー映画好きには堪らないポイントの一つではないかと思います。(30代女性)
ボーン・コレクター
<あらすじ>
科学捜査官のライムは、4 年前に傷を負い手足の自由を奪われてしまう。ある日、パトロール警官のアメリアが無残な変死体を発見。ライムは協力を求められ、動けない彼の代わりにアメリカが現場検分を行うことに。難解なメッセージを残し、次々と猟奇殺人を繰り返す犯人。そして明かされた驚愕の真実とは?!
寝たきりの捜査官と行動的な女性刑事のバディもの
寝たきりの捜査官が主人公のミステリー映画です。相棒の女性刑事と共に異常性の高い犯罪に立ち向かうのですが、ストーリー全体に漂う陰鬱な空気に心惹かれます。デンゼル・ワシントン演じる主人公も魅力的な探偵役となっており、最初から最後までハラハラドキドキのサスペンス的展開が繰り広げられます。わりとグロい描写もあるので、そうした描写が好きな人にもおすすめできます。(20代男性)