大人の鑑賞に耐える珠玉のアニメ、大人男性におすすめのアニメ13選
30代~40代以上の男性でも楽しめアニメを集めてみました。
大人の男性が観ても楽しめる、深いテーマや緻密なストーリーテリング、魅力的なキャラクターが揃った作品は数多く存在します。ここでは、成熟した視点から見ても満足できるアニメを厳選してご紹介!
日常の疲れを癒し、知的な刺激を求める男性の皆様にぴったりのアニメを見つけるお手伝いをさせていただきます。ぜひ、このブログで紹介する作品を観て、大人の時間にふさわしいアニメの世界を堪能してください。
PSYCHO-PASS サイコパス
<あらすじ>
あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は「良き人生」の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を人々は「PSYCHO-PASS(サイコパス)」の俗称で呼び慣わした。犯罪に関する数値も"犯罪係数"として計測され、犯罪者はその数値によって裁かれる。治安維持にあたる刑事たちは常に、犯人を捕まえる実動部隊となる"執行官"と、執行官を監視・指揮する"監視官"のチームで活動する。自らが高い犯罪係数を持ち、犯罪の根源に迫ることのできる捜査官こそが優秀な"執行官"となりうる。それゆえに、犯罪者になりかねない危険も孕む"執行官"は、その捜査活動を冷静な判断力を備えたエリートである"監視官"に監視されている。
近未来の管理社会で問われる、人間の尊厳と正義の意味
PSYCHO-PASSをおすすめする理由は、単なるエンターテイメント作品を超えた深い テーマ性 にあります。一見すると近未来のSFアクション作品ですが、その本質は人間の本性とは何か、社会と個人の関係性といった普遍的な問いかけにあるのです。
作中では、人間の犯罪衝動を数値化した「サイコパス」システムによって管理された世界が描かれます。表面上は平和に見えるこの社会ですが、システムに よって人間性が抑圧される ジレンマが浮き彫りになっていきます。本作の魅力はキャラクターの魅力にもあります。
狡噛の相棒を務める常守朱や、謎めいた天才・槙島聖護など、個性豊かなキャラクターたちが物語を彩ります。彼らの背景や心理が丁寧に描写されるので、感情移入しながら観ることができるでしょう。
アクションシーンの迫力もさることながら、PSYCHO-PASSは現代社会への鋭いメッセージ性を持った作品でオススメです。(40代男性)
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葬送のフリーレン
<あらすじ>
勇者ヒンメルたちと共に、10 年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。それから 50 年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、50 年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、それを悔いるフリーレンは、“人を知るため”の旅に出る。その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―。
異種族の中で生きることを考えさせる友情物語
普通の冒険者なら勇者たちが魔王を倒してめでたしで終るところ、この物語はその魔王を倒した勇者たちの行く末が描かれるところが他とは違います。
しかも、主人公がエルフで長命の種族の視点から描かれるのも、特異な点であると思います。
この世の理として、仲間が皆先に死んでしまうということは頭ではわかっているのに、実は何もわかっていなかったというフリーレンの後悔や悲しみが胸に刺さります。
その物語を見る者にとっても、映像の美しさはさることながら、命とは生きるとはということを考えさせてくれる作品です。(50代女性)
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進撃の巨人
<あらすじ>
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は高さ50メートルの巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた・・・。まだ見ぬ壁外の世界を夢見る10歳の少年、エレン・イェーガー。エレンは仮初めの平和に満足し外の世界へ出ることを諦めた人々に違和感を覚える。彼らを「家畜」と呼ぶエレン。エレンを「異物」と感じる人々。だが、壁をも越える超大型巨人の出現により、エレンの「夢」も人々の「平和」も突如として崩れ去ってしまう・・・。
自由とは正義とは何かを問う戦いのストーリー
登場人物が多い分、その数だけそれぞれの人生や背負う役割が見えてきて考えさせられる作品だと思います。
年齢も30代以上になると公私ともに責任が重くなるだけでなく、守りたい存在ができる男性にとっては、自分の人生と照らし合わせてみることで作品の深みがさらに感じられるのではないかと思いました。
自分にとって何が正しくて何が悪なのかを作品を通して何度も考えさせられます。(40代女性)
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オッドタクシー
<あらすじ>
平凡な毎日を送るタクシー運転手・小戸川。身寄りはなく、他人とあまり関わらない、少し偏屈で無口な変わり者。趣味は寝る前に聞く落語と仕事中に聞くラジオ。一応、友人と呼べるのはかかりつけでもある医者の剛力と、高校からの同級生、柿花ぐらい。彼が運ぶのは、どこかクセのある客ばかり。バズりたくてしょうがない大学生・樺沢、何かを隠す看護師・白川、いまいち売れない芸人コンビ・ホモサピエンス、街のゴロツキ・ドブ、売出し中のアイドル・ミステリーキッス…何でも無いはずの人々の会話は、やがて失踪した1人の少女へと繋がっていく。
他にはない不思議なキャラクターたちと、意外な結末が楽しめる作品
擬人化された世界で、主人公のタクシードライバー・小戸川の周りで事件がうごめいていくのが面白かったです。その表現もなかなかシュールな雰囲気で進んで行くし、登場人物も多い中それぞれが個性的で、皆の言動が最初はバラバラのように見えていても次第に繋がって行き、最後に事件の全貌が見えて来るという展開が上手く惹き込まれました。(60代女性)
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ACCA13区監察課
<あらすじ>
13の自治区に分かれた王国にある、巨大統一組織“ACCA(アッカ)”。かつてクーデターの危機により結成されたACCAは、国民の平和を守り続け100年が経とうとしていた。ACCA本部の監察課副課長 ジーン・オータスは、「もらいタバコのジーン」の異名を持つ、組織きっての食えない男。飄々とタバコを燻らせながら、13区を廻り不正がないか視察を行っている。そんなジーンを見つめる視線、不穏な噂と――おやつの時間。ジーンの平和な日常は、ゆっくりと世界の陰謀に巻き込まれていく!
謎が全て繋がった瞬間の感動が凄い
前半は淡々と主人公の監査のお仕事の様子が描かれているので、どこか地味だけどオシャレで、大人の人向けのアニメって感じの雰囲気ですが、後半になって一気に、今までの主人公やその周囲を取り巻いていた人達の伏線が回収されていくさまが凄い。結構政治的な動きが強いし、決してイケメンが出てくるってわけでもないので、男性が好きそうかな。(30代女性)
すずめの戸締り
<あらすじ>
九州で暮らす17歳の岩戸鈴芽(すずめ)は、扉を探しているという旅の青年・宗像草太と出会う。彼の後を追って山中の廃墟にたどり着いたすずめは、そこだけ崩壊から取り残されたかのようにたたずむ古びた扉を見つけ、引き寄せられるようにその扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で次々と扉が開き始める。扉の向こう側からは災いがやって来るため、すずめは扉を閉める「戸締りの旅」に出ることに。数々の驚きや困難に見舞われながらも前へと進み続けるすずめだったが……。
天災があろうと人間は最初から完全な幸福を得ている
この作品のテーマはズバリ天災を受けた悲劇を、人間はどうやって乗り越えていくべきかなのかを教えてくれている作品だと思います。
ヒロインは幼い時に東日本大震災で大好きな母親を亡くします。その悲しみを地震という災害から人間を守る戦いを通して、大切なことを学んでいきます。人間とは実は生きていても、亡くなっていても、完全な幸福を最初から得ているのだ、ということ最後に教えてくれているところは本当に秀逸です。(60代男性)
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銀魂
<あらすじ>
天人(宇宙人)が来襲して、価値観が変わってしまった町、江戸。宇宙人や高層ビル、バイクなど何でもありの世界で変わらない“魂”を持った最後のサムライがいた。男の名は坂田銀時。いい加減で無鉄砲、でもキメるところはさりげなくキメたりして…。笑えて、泣けて、心温まる、銀さんと仲間たちの生き様、得とご覧あれ!
ほぼほぼコメディたまにぽろり(涙)もあるよ
どの世代が観ても楽しめる作品ではあるけれど、バブル時代を通ってきた人にはより強くぶっ刺さるストーリー展開。桂さんをヅラと呼んじゃうし、時代の流れを全く無視している非多様性なゆるさが心地よくて、ハラスメントの数ばかり増えて逆にがんじがらめになって生きづらさを感じている大人の方々へ、頭を空っぽにして読んでほしくなる最高傑作です。(50代女性)
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東京リベンジャーズ
<あらすじ>
人生どん底のダメフリーター花垣武道(タケミチ)。中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人・橘日向(ヒナタ)が、最凶最悪の悪党連合”東京卍會”に殺されたことを知る。事件を知った翌日、駅のホームにいたタケミチは何者かに背中を押され線路に転落し死を覚悟したが、目を開けると何故か12年前にタイムリープしていた。人生のピークだった12年前の中学時代にタイムリープし、恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する!
死んでも諦めない強い執念
タイムリープがメインテーマの作品ですが、バイオレンスや恋愛や友情や復讐やくだらなさや孤独や裏切りなど、色々な要素がてんこ盛りで飽きずに楽しめます。喧嘩のシーンは迫力があり、大人の男性でも満足する激しさや生々しさもあります。
1話30分ですが、スピード感があるのであっという間に終わってしまい、はやく次が観たいと思えるはずです。主題歌も最高で、アニメの世界観を色濃く鮮やかに表現しています。(40代女性)
東京喰種トーキョーグール
<あらすじ>
人を喰らう怪人“喰種(グール)”がのさばる東京。日常に隠れて生きる、正体が謎に包まれた“喰種”の脅威に、人々は恐れを感じ始めていた。読書好きの平凡な大学生・金木研(カネキ ケン)は、通いつめる喫茶店「あんていく」にて、自分の好きな作家・高槻泉(タカツキ セン)の小説を愛読する神代利世(カミシロ リゼ)と出会う。それが自らの運命を大きく変えることになるとは知らずに…。人間の命を奪い、喰い、生き永らえる怪人の存在に疑問と葛藤を抱きつつ、あるべき世界のあり方を模索する青年の未来は–?
人間の葛藤を描いた作品
主人公の内面の葛藤や成長が描かれ、同時にアクションシーンも息をのむほど迫力があります。また、人を襲うグールとそれを退治する人間という構図である。主人公は人と喰種(グール)という両方の側面を持っており、対立する存在の間で揺れ動く、主人公の心情や様子、主人公以外の個々ののキャラクターの心情の複雑さがリアルで共感を呼びます。(20代男性)
魔法少女まどか☆マギカ
<あらすじ>
大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。市立見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目まどかも、そんな日常の中で暮らす一人。ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。それは、彼女の運命を変えてしまうような出会い――それは、新たなる魔法少女物語の始まり――
絵柄からは想像できない骨太なSFアニメーション
絵柄は萌え系ですが、萌えアニメに興味のない方でも楽しめる骨太なSFアニメとなっています。物語の終盤でこれまでの伏線が回収されるのですが、驚きの展開に圧倒されること間違いなしです。1クールアニメなので短い時間でみられるのもおすすめポイントです。私がこれまで見た1クールアニメの中で最も完成度が高い作品です。(20代男性)