「徳川家康」が登場する歴史マンガ7選
2023年の大河ドラマは松本潤さんが演じる徳川家康が主人公の「どうする家康」が放映されます。
そこで「徳川家康」が登場する歴史漫画を7冊集めてみました。
どれも傑作の歴史漫画、大河ドラマの予習にいかがでしょうか
へうげもの
作者:山田芳裕
<あらすじ>
群雄割拠、下剋上の戦国時代。立身出世を目指しながら、茶の湯と物欲に魂を奪われた男がいた。織田信長(おだのぶなが)の家臣・古田左介(ふるたさすけ)。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千宗易(せんのそうえき=利休)から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。生か死か。武か数奇か。それが問題だ!!
日本の戦国時代末期の武将たちによる数寄というカッコよさをテーマにした物語です。作中には当時の名画や茶器などが多く出てくるので、戦国時代の歴史的な物語を楽しむだけでなく芸術を絵で見て楽しむことのできる面白い作品です。そんな中で徳川家康は数寄がわからない不粋な人として時には疎まれる役回りとして描かれています。(30代男性)
信長協奏曲
作者:石井あゆみ
<あらすじ>
勉強が苦手な高校生のサブローは、ひょんなことから戦国時代、天文18年(1549年)にタイムスリップしてしまい、そこで出会った本物の織田信長に、瓜二つの容貌をしていたことから、病弱な自分の代わりに信長として生きてくれと頼まれ、信長として生きていくこととなる。
「信長協奏曲」に登場する徳川家康は、人質時代に尾張で主人公信長(サブロー)と出会います。そしてサブローから現代のエロ本をもらい、それを家宝にしたりしている、ちょっとスケベなキャラクターとして描かれています。
歴史についてうろ覚えな信長(サブロー)から「徳川家康は歴史上で重要な人物」と言われ、以来、信長(サブロー)を尊敬し型破りな信長のやる事を「新しい学び」として学んだりしているキャラクターです。信長の妹のお市にひそかに思いを寄せていたりします。(40代女性)
「信長協奏曲」の関連テーマ
信長を殺した男
漫画:藤堂裕 原案:明智憲三郎
《あらすじ》
真説・明智光秀伝。我々が習った歴史は、“嘘”だった!!? 明智光秀が主君・織田信長を討った日本史上最大のミステリー“本能寺の変”! 現代でもなお多くの謎が遺される大事件を400余年の時を経て解き明かす!!
織田信長の家臣の明智光秀が本能寺の変で信長に対して謀反を起こすに至るまでの過程を描いた作品です。当初は信長の元で天下統一を成し、戦のない平和な世の中を作ろうと思っていた光秀でしたが、信長の唐入り計画を知ってからは逆に信長を止めようと思考を巡らせて、最終的に討ち取ることになります。徳川家康は光秀への協力者という役回りで登場します。(40代男性)
センゴク
作者:宮下英樹
<あらすじ>
時は戦国時代。美濃(みの)・斉藤家の家臣、仙石権兵衛秀久(せんごくごんべえひでひさ)=センゴクは、落城寸前の稲葉山城にいた。敵は覇王・織田上総介信長(おだかずさのすけのぶなが)!! 強大な敵に茫然自失となるが、幼なじみ・侍女のお蝶とのある約束を守るために、織田軍団に囲まれた城から決死の脱出を試みるセンゴク。果たして生き残れることはできるのか!?
物語は豊臣秀吉の家臣として戦国時代に活躍した仙石秀久の話です。
徳川家康と織田信長は幼少の頃より共に過ごした盟友として描かれており、回を追うごとに徳川家康が大将として成長し、風格が備わってくる様子が描かれています。しかし、史実通り漫画のストーリーも家康と秀吉は徐々に敵対していきます。そんな中で主人公は大失敗を犯し秀吉の怒りを買うのですが、家康に助けられ返り咲きます。家康にも義理があり、秀吉にも忠義を感じる仙石秀久がどのように考え、何を選択するのかが漫画の見どころの1つです。(50代男性)
群青戦記
作者:笠原真樹
<あらすじ>
スポーツ強豪校の滋賀県・星徳高校。“甲子園”“国立”“花園”…憧れの全国の舞台を目指し、高校生達の青春はいつも輝いている。……はずだった。 とある日、いつもと変わらず部活動に励んでいた放課後、赤い雨が降り注ぎ校舎全体が霧に包まれた…。突如、学内に襲い来る異形の武士!? 学外にそびえるは安土城!? 学校まるごと戦国時代にタイムスリップしてしまった!? 期待通りの舞台とは程遠い戦国時代!! 死にたくねーなら順応しろ!! “戦国武将vs高校生アスリート”開戦!!
ある高校全体が生徒100人を含む校舎ごと戦国時代にタイムスリップするところから物語は始まります。生徒たちは戦国時代で生き抜くために部活動で鍛えた技術を駆使し、チームワークで挑むところがこの漫画の醍醐味です。
タイムスリップは桶狭間の戦いより少し前のタイミングでしたが、史実と異なる展開が待ち受けており、史実を知っていたとしてもどうその局面を乗り切るのか戦略性が問われるところが面白いところです。
徳川家康は天下泰平を願う好青年で主人公を気にかけてくれる存在です。主人公自体も家康の理想と人柄に強く惹かれており家康との巡りあわせは運命じみたものを感じました。
後に主人公は家康軍を率いることになり、本能寺の戦いをもって物語はクライマックスを迎えます。(40代男性)
信長のシェフ
原作:西村ミツル 作画:梶川卓郎
<あらすじ>
現代の料理人・ケン。彼が目を覚ますとそこは戦国時代だった。京で評判の料理の噂を聞きつけた信長は、強引にケンを自分の料理人にするが…!?戦と料理が織りなす前代未聞の戦国グルメ絵巻!コラム&レシピ「戦国めし」も必見!
有名ホテルの料理人ケンが、戦国時代にタイムスリップし、織田信長のもとで料理人として歴史に関わっていくストーリー。タイムスリップして直ぐに襲われ、自身の事について記憶喪失になるも料理の知識や大まかな歴史の流れは覚えており、その知識を料理に活かして人々の意識を変えていく。
徳川家康はケンの料理のファンの1人でもあり、料理で織田信長陣営に止まるよう働きかける。(30代女性)
影武者徳川家康
原作:隆慶一郎 作画:原哲夫
<あらすじ>
慶長五年関ヶ原。家康は島左近配下の武田忍びに暗殺された! 家康の死が洩れると士気に影響する。このいくさに敗れては徳川家による天下統一もない。徳川陣営は苦肉の策として、影武者・世良田二郎三郎を家康に仕立てた。しかし、この影武者、只者ではなかった。かつて一向一揆で信長を射った「いくさ人」であり、十年の影武者生活で家康の兵法や思考法まで身につけていたのだ…。
花の慶次の原哲司さん作画の話題作。これまでの徳川家康のイメージを思いっきり覆すイケメンの家康の影武者が、関ヶ原の合戦を機に本物と入れ替わってしまうストーリー。原哲司さんの画力の高さも見ごたえがあります。歴史の噂話として語り継がれてきた影武者説が本当なのではと思わせるほど勢いがあって、面白いです。(30代女性)