おすすめSF漫画17選、古典的名作SFから人気作まで
とある科学の超電磁砲
原作:鎌池和馬 作画:冬川基
<あらすじ>
人口230万人、その約8割を学生が占める 「学園都市」。そこは他地域よりも科学技術が進み、「超能力開発」 がカリキュラムに組み込まれた特殊な地域。その学園都市の中でも7人しかいない 「超能力者(レベル5)」 の1人である御坂美琴。彼女はその能力と性格のため、学園都市で起こる数々の事件に巻き込まれていく――。
女子中学生のSFバトル
主人公である御坂美琴は超能力者である。主人公が暮らす学園都市は超能力で能力開発された学生たちが暮らす都市である。
そこでは超能力の強さでランクが決められレベル5が頂点に位置する。レベル5は7人しか存在せず、御坂美琴は中学生にしてレベル5の第3位で超能力を持つ電撃姫である。
最初はバトルありネタあり可愛さありだけの作品に思えるが、学園都市が裏で計画しているレベル6計画に御坂美琴が大きく関わっていることが判明しそこから内容が複雑になり、いろいろな考察が出来飽きる事がない作品(20代男性)
ヤコとポコ
作者:水沢悦子
《あらすじ》
“色と思い出と。想像してみて。君色センチメンタル。”どこか懐かしい、ちょっぴりせつない。少女漫画家とロボットアシスタントの何でもない毎日。『花のズボラ飯』の水沢悦子の新境地。
あえて性能を落とした居候ロボットが居る世界
一見あらすじや表紙を見ると漫画家漫画の体をとった昭和レトロほんわか居候ものに見え実際そういう側面もありますが
SFとしての考証がしっかりしており昭和レトロ、アナログ感も単なる懐古趣味ではなく作中の重大事件に起因した社会の選択として描かれています。
基本ほんわか進行ですが時折見せるダークな部分も程よいスパイスになります。(30代男性)
11人いる!
作者:萩尾望都
宇宙大学受験会場、最終テストは外部との接触を絶たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。1チームは10人。だが、宇宙船には11人いた! さまざまな星系からそれぞれの文化を背負ってやってきた受験生をあいつぐトラブルが襲う。疑心暗鬼のなかでの反目と友情。11人は果たして合格できるのか? 萩尾望都のSF代表作。
初対面の若者たちが団結して困難に立ち向かう物語
代表作である「ポーの一族」からファンタジーの印象が強い萩尾望都氏ですが、これは宇宙空間に浮かぶロケットの中で展開する密室劇と言うシチュエーションで、コアなSFファンにも十分に楽しめる作品となっています。
モンスターもバトルシーンも無い淡い色合いの作品ではありますが、「一人多い」事から始まる手に汗握るストーリーはミステリーとしても大変面白く、極めてクオリティの高い名作だと断言出来ます。(60代男性)
Dr.STONE
原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
<あらすじ>
一瞬にして世界中すべての人間が石と化す、謎の現象に巻き込まれた高校生の大樹。数千年後――。目覚めた大樹とその友・千空はゼロから文明を作ることを決意する!! 空前絶後のSFサバイバル冒険
科学で解決していく高校生
科学としての勉強にもなりますし、科学の変化の凄さを改めて知ることもでき、漫画でありながら様々に参考にもなる部分がありました。また、サバイバル要素はもちろんでしたが、ミステリーとしてもかなりの難しい謎を試行錯誤しながら解いていく展開には目が離せなくなりましたし、全く先が読めないので夢中になって読めました。(30代男性)
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7SEEDS
作者:田村由美
《あらすじ》
ごちそうを食べて自分の部屋で寝たはず…だが目覚めると、ナツは荒れ狂う海の上にいた。どうして自分がここにいるのかわからない。やがて流れ着いた無人島。生きるための過酷な冒険が始まった!!
破壊された未来で生きていく人達の葛藤を描いた物語
破壊された未来に行った人達が、新たな何もない地球の中で、様々な困難を乗り越えながら、必死に生きていく姿を壮大なストーリーで書いたファンタジーである。
場面や登場人物の描写が素晴らしく、いつの間にか物語に引き込まれて、毎回ワクワク、ハラハラ、ドキドキしながらのめり込んで見ていた。ファンタジーと言っても近未来に起こり得る話であり、自分ならどうするだろうと色々考えさせられた。大人でも楽しめるスケールの大きな物語だと思う。(30代女性)
変わり果てた地球の上で展開する人間ドラマ
長い眠りから目覚めた人間たちが、地球の各地に存在し、各員が変わり果てた地球の上で冒険をして世界の謎を追っていく展開が気になるものでついつい見入ってしまうものでした。
数人のチームに別れて症状人物たちが冒険する中で、各員の人間ドラマが見える点が面白く、それぞれが心の交流を通して成長していく過程も楽しめて良かったです。自分たちの知る地球が変わってしまったその経緯が徐々に明らかになる要素に面白みがあって好きでした。(30代男性)
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飛ぶ教室
作者:ひらまつつとむ
「核戦争を生き抜く」小学生たちを力強く描いた問題作が“戦後70年”の今夏、満を持して、ついに復刊!!「週刊少年ジャンプ」で1985年に連載された本作。埼玉県の小学校を舞台に、校庭に設置されていた核シェルターのおかげで、核戦争を生き延びた小学生と女性教師が、過酷な状況の中、助け合いつつ、ひたむきに生き抜いていく姿を描いた作品。題名はエーリッヒ・ケストナーの同名小説『飛ぶ教室』からつけられたもの。 少年向けとは思えない重いテーマの本作は、そのテーマの重さゆえ、10数回で連載終了となったが、「週刊少年ジャンプ」の中でも最高傑作との声も…。
近未来の埼玉県でのサバイバル
「飛ぶ教室」は少年ジャンプに80年代連載されたSF作品で、近未来の埼玉が舞台になった漫画です。なぜ近未来の首都東京ではなく、埼玉が舞台かというと、東京は海外からの核兵器が誤作動で東京を攻撃してしまい、東京はほぼ壊滅状態だからです。
この作品ではある埼玉の公立小学校が試験的に核シェルターを設置していて、たくさんの小学生とたった一人の教師が生き残ります。過酷な設定のSFながら、絵柄は可愛らしく、ストーリーにも時おりギャグやコメディを入れ、読みすい工夫が随所にみられます。
この作品時、アメリカとロシア(当時はソ連)は緊張状態をたもっており、核に恐怖する小学生はリアルにも大勢いたので、(結果として連載期間は短かったですが)ジャンプ黄金時代のはじまりといわれている80年代にも、このようなSF作品が掲載されたのでしょう。シェルターについて、かなり詳しくわかりやすく漫画内で紹介されているのも特徴です。(40代女性)
宇宙戦艦ヤマト
作者:松本零士
<あらすじ>
西暦2199年。地球は外宇宙からの侵略者・ガミラスの遊星爆弾によって滅亡の危機に瀕していた! もはや滅亡を待つだけかと思われた地球人類のもとに、惑星イスカンダルより通信カプセルが届く。カプセルには「放射能除去装置・コスモクリーナーをイスカンダルまでとりにきなさい」というメッセージと、ガミラスの戦艦に対抗できる波動エンジンの設計図が入っていた。設計図をもとに宇宙戦艦ヤマトを完成させた人類は、イスカンダルに向け、今、ヤマトを発進させる!
愛する者のためにたとえ1%の成功率しかなくてもその1%にかける
外宇宙からの地球圏侵略攻撃から、人類や地球圏を守るためにヤマトとともに戦う仲間たちと、外敵にも外敵なりの侵略せねばならない事情の中で、死に物狂いで戦いながら、やがてその戦いも、友情に似た感情が育っていくように思えた作品。
戦争は無いにこしたことはない。しかしやむにやまれず自分たちの大切なものを守るための戦いもあることを思い知った作品。(60代男性)