【洋画編】SF映画おすすめの名作18選

2022年9月6日

名作SF映画【洋画編】

洋画の名作SF映画をご紹介します。
SF映画の名作といわれているスタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」ももう50年以上前の作品となり、最新のCGやVFXの技術は目を見張るほどに進歩しました。しかしSF映画の面白さとCGの技術力はイコールではないので、多少CGに古さがあっても、名作は変わらず名作であるものです。
新旧含めて、おすすめのSF映画の傑作18作品をご紹介します。

ガタカ

ガタカ

<あらすじ>
DNA操作で生まれた“適正者”だけが優遇される近未来。
自然出産で生まれ、劣性遺伝子を持つ人間は“不適正者”として差別されていた。
そんな不適正者の一人ビンセントは宇宙飛行士になる夢を抱いて家族のもとを飛び出し、優秀な遺伝子を持ちながら事故で下半身が不自由となった若者ジェロームと出会う…。
『シモーヌ』のアンドリュー・ニコル監督が贈るSFサスペンス。

遺伝子の結果が全ての近未来で、他人に成り済まして夢を叶えようとする男の話

遺伝子操作により、高スペックで生まれた“適正者”が社会的優位に立つ近未来。自然出産のヴィンセントは宇宙局「ガタカ」の試験を受けるが、遺伝子検査で不合格となる。夢を捨てきれない彼は、”適正者”のジェロームから生体IDを買い、他人に成り済まして宇宙飛行士を目指す。

努力を積み重ねることで、遺伝子によって決められた運命に抗うヴィンセントの姿に心を打たれました。
私がヴィンセントの立場だったなら、「遺伝子検査の結果だから仕方がない」と世の中の仕組みのせいにして、早々に夢を諦めていたと思います。もしかすると、自分の限界を決めているのは、他ならぬ自分自身なのではないだろうか?と、この映画を見て気付かされました。
また、”不適正者”であるヴィンセントの苦悩はもちろんのこと、順風満帆な人生を歩んでいた筈の”適正者”であるジェロームの苦悩も描いているところに、脚本の深みを感じました。儚くも美しいSF映画です。(30代女性)

「ガタカ」の関連テーマ

アルマゲドン

アルマゲドン

<あらすじ>
テキサス州と同じ大きさの巨大アステロイド(小惑星)が、時速35,000キロのスピードで地球に接近していた。衝突すれば確実に地球は全滅する。人類が生き残る方法は唯ひとつ。小惑星の地下深くで核爆発を起こし、その軌道を変えるのだ。このミッション遂行のため選ばれたのは、6人の宇宙飛行士と、8人の石油採掘のプロフェッショナル達だった。残された時間はあとわずか。終焉へのカウントダウンの中、彼等は全人類の希望を背負いついに宇宙へと旅立った…。

何度も観たくなる感動作

地球滅亡の危機を救うため動き出すハリーとそれをフォローするために集まったスペシャリスト集団が活躍する場面が熱い瞬間でした。とにかくラストシーンが最高だし流れてくるエアロスミスの名曲ミス・ア・シングがフィットしていて最高でした。ハリーの型破りな性格ではあるがみんなのことを想っているというギャップも印象に残りました。(40代男性)

「アルマゲドン」の関連テーマ

2001年宇宙の旅

2001年宇宙の旅

人類がまだ見ぬ宇宙の領域に足を踏み入れた宇宙飛行士ボーマンは、不滅の存在へと昇華していくのだろうか。「HAL、進入口を開けろ!」という悲痛な願いと共に、無限の可能性に満ちた未知への旅を始めよう。

キューブリックの世界観に圧倒されること間違いなし

すでに2022年なので、2001年はもう20年前になり、この映画が製作されたのは、1968年で今から50年以上前になるのですが、本当に近未来感のある景色や宇宙船の内装の美しさが秀悦です。物語もAIが出てきて本当に今製作されても全く違和感を感じない展開になっています。あまりSF映画に興味がない方でも抵抗なく観ていられるのではないかなと思います。(50代女性)

宇宙の壮大さを体験できる物語

とにかくこの作品のスケールの大きさには驚くほどでしたし、観ていてもまるで実際に宇宙を旅しているような感覚になれたので、引き込まれいきました。また、人類の成長など様々に感じるものがありましたし、まだまだ自分の知らないことが世の中には沢山あるなと感じたのと同時に夢も広がり、子供のような気持ちで楽しめました。(30代男性)

オデッセイ

オデッセイ

<あらすじ>
『プロメテウス』のリドリー・スコット監督が描く奇跡のSFサバイバル超大作!人類による有人火星探査計画<アレス3>が、荒れ狂う嵐によって中止に追い込まれた。ミッションに参加した6人のクルーは撤収を余儀なくされるが、そのひとりであるマーク・ワトニーは暴風に吹っ飛ばされ、死亡したと判断される。しかしワトニーは奇跡的に生きていた。

《あらすじ》を見る

火星でも生き延びられる

この映画は主人公である生物学者マーク・ワトニーが火星探索に行った際に一人取り残されてしまうが、自分の知識と経験をふんだんに利用して生き抜くサバイバルSFです。
交信映像にリアル感があり、また性格の明るさから深刻な苦難の状況であってもユーモアあふれる映像を残しており、それがとても楽しめます。
この映画をみていると、ユーモアも持ち合わせながら生きていくのがとても重要だと感じさせられる映画でした。途中に流れる音楽もおすすめです。(40代男性)

エターナルズ

エターナルズ

<あらすじ>
マーベル・スタジオの“エターナルズ”は地球文明の黎明期から人類を守り続けてきた、別の星からやって来たヒーローたちの活躍を描く。 大昔に地球上から絶滅したと思われていたディヴィアンツという恐ろしい生物が謎の復活を遂げると、エターナルズは再び人類を守るために再集結することとなる。

宇宙の創生か地球の人類を守るかでヒーロー、ヒロインは戦う

この作品は宇宙の創生がテーマです。まさにあまりにも大きな話なのですが、スピリチュアル好きにはたまらないかもしれません。作品の中で、宇宙の創生が先か、地球の人類を救うのが先かの二択が拮抗して、それぞれについたヒーロー、ヒロインたちが戦います。最終的にはヒロインが愛する人たちを守ために決断して戦います。そのスケールの大きい戦いに、全身が揺さぶられるような感動を味わいました。(60代男性)

アバター

アバター

<あらすじ>
22世紀、人類は地球から遠く離れたパンドラで<アバター計画>に着手していた。この星の先住民ナヴィと人間のDNAを組み合わせた肉体<アバター>を創ることで、有毒な大気の問題をクリアし、莫大な利益をもたらす鉱物を採掘しようというのだ。この計画に参加した元兵士ジェイクは車椅子の身だったが、<アバター>を得て体の自由を取り戻す。パンドラの地に降り立ち、ナヴィの族長の娘ネイティリと恋に落ちるジェイク。しかし彼はパンドラの生命を脅かす任務に疑問を抱き、この星の運命を決する選択を強いられていく……。

アバターを通して種族を超えた繋がりを感じる

地球から遠く離れたある惑星で希少な鉱石が取れることが発見されたが、先住民族がいることもわかっている。鉱石を獲得するためにアバターと呼ばれる人造生命体を作り、その体に神経接続を繋げることで遠隔操作できるようになった。元海兵隊の主人公は下半身不随の治療費を稼ぐために死んだ双子の兄の仕事を引き受けることにする。

キャラクターに関しては地球人とかけ離れているので好みが分かれると思います。ジャングルを舞台にしたSF系アドベンチャー映画が好きな人にはお薦めです。12年前の作品ですが、印象に残った映画でyoutubeでも紹介用のPVはあるので参考になると思います(40代男性)

レディー・プレイヤー1

レディー・プレイヤー1

<あらすじ>
いまから27年後の世界。人類はゴーグル1つですべての夢が実現するVRワールド[オアシス]に生きていた。そこは、誰もがなりたいものになれる場所。無敵のヒーローやハーレークイン、キティだってなれる夢の世界!ある日、オアシスの天才創設者からの遺言が発表される―「全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてを授けよう」と。突然の宣告に誰もが沸き立ち、56兆円をめぐって、子供から巨大企業まで全世界の壮大な争奪戦が始まった!果たして想像を超えた戦いの先に、勝利を手にするのは一体誰だ!

バーチャルアドベンチャー映画

主人公はただゲームが大好きという気持ちとゲームをクリアしたいという想いが、企業や大人たちを出し抜き仮想世界で活躍する流れはとても気持ちよく、ゲームの仮想世界と現実の物語どちらもバランスがとれていて面白かったです。
仮想世界のアバターと現実世界の本人の姿や仮想世界にキティちゃんやガンダム、メカゴジラなど誰でも知ってるあのキャラが出てきたりとかなり楽しめる作品です。(30代女性)

「レディー・プレイヤー1」の関連テーマ

テネット

テネット

<あらすじ>
名もなき男は、突然あるミッションを命じられた。それは、時間のルールから<脱出>して、第三次世界大戦から人類を救えというもの。すべてのキーワードは<TENET テネット>。相棒と共に任務を遂行し、大いなる謎を解き明かす事が出来るのか!?

時間を逆行する設定をいかしたアクションが面白い

時間を順行するものと逆行するものがひとつの世界で入り乱れているところが、複雑ながらもかなり面白いです。一回見ただけでは戸惑ってしまうところもありますが、何回も見ていくうちに伏線や謎がとけていき、さらにこの作品の深みにハマっていくと思います。ただ話が難しいだけではなく、ちゃんとアクションシーンは盛り上がるように作られているところも良かったです。(20代男性)

ムーンフォール

ムーンフォール

<あらすじ>
2021年、NASAの宇宙センターは衝撃と緊張に包まれる。謎の力で軌道から弾かれた月が、数週間で地球に激突するというのだ。謎に立ち向かう危険な任務に、NASA副部長のジョー(ハル・ベリー)、超一流の宇宙飛行士だったが、ある事故の責任からNASAをクビになったブライアン(パトリック・ウィルソン)、自称“天文学博士”で陰謀論者のK.C.(ジョン・ブラッドリー)が挑む。果たして、最終手段の核爆弾が用意され、人々がパニックに襲われる中、彼らは人類を救うことが出来るのか? そして月に隠された秘密とは?

破滅を回避するため立ち上がる宇宙飛行士の前に月の謎がたちはだかるSFミステリー

月が地球に落下したら?というifの物語を映像化しています。インデペンデンスデイの監督が手掛ける珠玉の娯楽作品です。
内密ですが月の落下にはエイリアンの影がチラつきSF要素も満載です。月の体積は地球の6分の1にもなります。大体2kmくらいの小惑星が落下すると少なくとも人類文明は終わりです。そんな中、月が落下するわけです。迫力のある自然崩壊シーンなどは凄まじいとしかいいようがありませんでした。

実際面白いのですが一般の評価は普通な感じです。微妙に長いヒューマンストーリーがオープニングから長く語られるのでちょっとグダグダ感が出ています。また一般的な人類文明の崩壊を回避するという感じをお求めのかたはSF部分が邪魔になるのかもしれません。
しかしSF好きなら一度は視聴しても損はない作品であることは間違いないでしょう。SF映画であることを最初から認識していれば大丈夫です。月が軌道を変えて地球落下にシフトしたとき何が起き、人間に何ができるのかを描いています。折しも米国の月面着陸計画で月の再調査が求められる現在、月の不思議に現実でも向き合おうとしているわけです。月の謎に思いをはせてみてはいかがでしょうか。(40代男性)

インセプション

インセプション

<あらすじ>
ドム・コブは人の心が無防備な状態、つまり夢を見ている間に潜在意識から貴重な秘密を盗み出すスペシャリスト。その特異な才能は産業スパイが暗躍する世界で重宝される一方、そのために彼は最愛のものを奪われ、国際指名手配されてしまう。そんな彼に失った人生を取り戻すチャンスが。

《あらすじ》を見る

ターゲットの夢の中に潜入し情報を盗むスパイが、最後のミッションに挑む

産業スパイのコブ(レオナルド・ディカプリオ)は、相棒のアーサーとターゲットの夢の中に侵入し、情報を盗み取る仕事をしていた。ある日、日本人実業家のサイトー(渡辺謙)から、ターゲットの夢の中に侵入し、偽の記憶を定着させる”インセプション”の仕事を持ち掛けられる。
前例のない危険な任務のため最初は断るコブだったが、報酬は子供たちに会えることだと言われ、仕事を引き受けることにする。妻のモル殺しを疑われ、国際指名手配されていたコブにとっては、これが子供たちと会えるまたとないチャンスだった。”インセプション”を成功させるため、精鋭メンバーを集めたコブは、最後のミッションに挑む。

極力CGに頼らず、未知の映像体験をさせてくれることに定評のあるクリストファー・ノーラン監督のSF大作。現実では起こり得ない夢の中の描写を次々と観客に見せることで、物語に圧倒的な説得力を与えてくれます。夢の世界を行き来する中で、今は夢の中なのか現実なのか、見ているこちらも混乱する作りになっているのも面白いです。(30代女性)