夢とロマンに溢れる!おすすめ日本のファンタジー映画10選
おすすめの人気のファンタジー邦画を集めてみました。
ちょっと不思議な世界のファンタジー邦画。心温まるハートフルファンタジーや、腹を抱えて笑えるファンタジー映画などなど、多種多様なおすすめファンタジー邦画10作品をご紹介します。
DESTINY 鎌倉ものがたり
鎌倉に暮らすミステリー作家・一色正和のもとに嫁いだ年若い妻・亜紀子はその生活に驚くばかり。道を歩けば、魔物や幽霊、妖怪や仏様、死神までも現れるのだ。どうやらここ鎌倉は、人と人ならざるものたちが仲良く暮らす街らしい。亜紀子の理想とはちょっと違うけれど、楽しい新婚生活が始まった。しかし、正和には亜紀子に隠していた秘密があった。
人間妖怪幽霊が共存する世界
妖怪や幽霊という言葉だけ聞くと気味が悪い容姿を想像しますが、実際に見てみると「こんな世界があったら楽しそうだなと」と思うようなキャラクターばかりで、怖いどころかおもしろかったです。ほのぼのしたり感動したり、様々な感情を抱くことができてもう一度見たくなるような映画です。堺雅人さんと高畑充希さんの夫婦役、最初は違和感がありましたが、映画を見た後はしっくりくる夫婦に見えました。(30代女性)
不思議な世界と家族愛
堺雅人さんと高畑充希さんの夫婦の様子が可愛くてほのぼのしているのが気に入りました。そんな夫婦に妻が黄泉の国に引きずり込まれる危機が巻き起こってどうなることかとハラハラしました。その前後の妖怪や幽霊の様子などそれぞれ味があって面白かったです。妻・亜紀子と貧乏神との出会いが素敵で特に印象に残っています。後半の天頭鬼との闘いも迫力とスケールのある映像で引き込まれました。(50代女性)
今夜、ロマンス劇場で
映画監督を夢見る青年・健司が密かに想いを寄せるのは、通い慣れた映画館・ロマンス劇場の映写室で見つけた古いモノクロ映画のお姫様・美雪。今は誰も観なくなったその映画を、毎日のように何度も繰り返し観ていた健司の前に、ある日奇跡が起きる。美雪が健司の前に突然現れたのだ。その日から2人の不思議な同居生活が始まった。モノクロの世界しか知らない美雪にカラフルな現実世界を案内する健司。同じ時間を過ごす中で、2人は次第に惹かれあっていく。しかし、美雪にはある秘密があった。現実の世界に来るための代償で、人のぬくもりに触れたら美雪は消えてしまうのだ。そんな中、美雪は映画会社の社長令嬢・塔子が健司に想いを寄せていることを知る。好きだから触れたい、でも触れられない……。この切ない真実に2人はどう向き合い、どんな答えを出すのか――
ロマンスが溢れる夢のような世界
映画監督を目指している主人公が憧れて止まないのはスクリーンの中のヒロイン。そんな憧れのヒロインと会いたいために通い詰める映画館であるロマンス劇場で、スクリーンの中の人物のはずのヒロインが実際に目の前に現れてしまうといファンタジーです。モノクロの映画のヒロインであるはずの美幸を演じる綾瀬はるかのモノクロ映画感を醸し出すセリフ使いが絶妙で、現実との境目を見事に表現していると感じました。坂口健太郎が演じる主人公の健司と惹かれ合っていく美幸の恋の行方に涙する感動のラブストーリーでもあります。(50代男性)
白黒の世界からきたご婦人
カラフルな世界にいる男性と白黒の映画の世界から飛び出してきた女性、2人の綺麗で儚い恋愛模様を描いた作品で、みた後に好きな人に会いたくなるような心があったかくなる作品です。
ストーリーだけでなく、映像の綺麗さやキャストの演技など全てが最高で一度見たらすぐにまたみたくなります。私はクリスマスの時期になると毎年家族でみています。(20代女性)
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耳をすませば
スタジオジブリの人気アニメ映画の原作として知られる柊あおいの名作漫画を、清野菜名と松坂桃李の主演で実写映画化。原作漫画とアニメ映画で描かれた中学時代の物語に加え、主人公2人が大人になった10年後をオリジナルストーリーで描く。
童話作家を目指すヒロインは猫のバロンによって成長していく
1988年ごろと1998年ごろの時代を行ったり来たりする映画です。主役の⽉島雫(清野菜名)は元気な女性で童話作家になるのが夢の女性です。とても元気な女性ですが、控えめなところもありハラハラするのですが、チェロを弾く天沢聖司(松坂桃李)との恋で人間的に成長していきます。
その二人の結びつきの原点ともいう猫のバロンの存在はとてもファンタジックで心が癒されました。また心の中から聞こえてくる水の音など、とても印象的な表現に心惹かれます。(60代男性)
コーヒーが冷めないうちに
<あらすじ>
時田数(有村架純)が従兄で店主の時田流(深水元基)と切り盛りする、とある街のとある喫茶店「フニクリフニクラ」。そこには、不思議な都市伝説があった。それは店内の【ある席】に座ると、望んだとおりの時間に戻ることができるというもの。ただし、そこにはめんどくさい……非常に面倒くさいいくつかのルールがあった。今日も不思議な噂を聞いた客がこの喫茶店に訪れる。どんなことをしても現実は決して変わらない。それでも過去に戻り、会いたかった人との再会を望む客たち。そこで彼らを待っていたものとは?そして、主人公・時田数に隠された真実とは?
心暖まるストーリーたち
コーヒーをある席で飲むと、過去に戻れるという喫茶店。
色々な理由で過去に戻りたい人達のお話です。
4つのお話がありますが、私は認知症になってしまった奥さんと、それを支える福祉の仕事をされてる旦那さんのお話が素敵でした。
認知症患者と、その家族の人達は、本当にこんな風に過去に戻れたら、、と願うのではないでしょうか。(30代女性)
パコと魔法の絵本
<あらすじ>
舞台はちょっと変わった人たちが集まっている、とある病院。中でもわがまま放題のクソジジイ・大貫は病院中の嫌われ者。そんな大貫がある日パコという女の子と出会う。パコは同じ絵本を毎日楽しそうに読んでいる女の子。大貫はそんな天使のような女の子まで自分の勘違いでぶってしまう…。でも、翌日になるとパコはケロッとした顔でまた大貫に近づいて来る。実はパコは記憶が1日しかもたない女の子だった。それを知った大貫はさすがに反省し、パコに謝ろうとそのほっぺに触れたとき、驚くべきことが起こる…。
一日しか記憶が保てない少女のため、大人たちがお芝居をする話
舞台は一風変わった患者たちが集まる病院。院内で嫌われ者のワガママ男・大貫(役所広司)は、事故の後遺症のために一日しか記憶が持てない少女・パコと出会う。彼女と過ごす中で自身の生き方を反省した大貫は、パコに何か思い出を残してあげたいと考える。そして、彼女がいつも読んでいたお母さんの形見の絵本をもとに、病院のみんなでお芝居をすることを思いつくが─。
「お前なんかに覚えられたくない」といつも口癖のように言っていたプライドの高い大貫が、一人の少女の記憶の中に残りたいと願い、病院のみんなに頭を下げてお芝居を成功させようと懸命に行動する姿にジーンときました。また、演技派俳優たちが脇を固める中で、新人のアヤカ・ウィルソンの透明感が眩しかったです。一見子供向け映画のように見えますが、幅広い年代が楽しめる絵本の中から飛び出して来たかのようなファンタジー映画です。(30代女性)
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あやしい彼女
可愛いルックスと天性の歌声を持つ20歳の女の子・大鳥節子(多部未華子)。その容姿とは裏腹に、口を開けば超毒舌、相手かまわず罵声を浴びせ、時には熱く説教をする。そんな“超絶あやしい20歳”の正体は、73歳のおばあちゃんだった!
ポップでかわいいおばあちゃんの物語
この作品を通して多部未華子さんのことをより好きになりました。すごくカワイイし、こんなに歌が上手なことを初めて知りました。また、クスクス笑える小ボケがたっぷり織り込まれているところも良かったです。見ていてすごく元気をもらえます。
やりたいことをやってしたいように恋をする。その姿に勇気をもらえました。何度も見たくなる、そんな魅力のある作品です。(30代女性)
空気人形
<あらすじ>
古びたアパートで、持ち主である秀雄と暮らす空気人形――空っぽな、誰かの「代用品」。ある朝、本来持ってはいけない「心」を持ってしまう。 秀雄が仕事に出かけると、洋服を着て靴を履いて、街へと歩き出す。 初めて見る外の世界で、いろいろな人間とすれ違い、つながっていく空気人形。ある日、レンタルビデオ店で働く純一と出会い、その店でアルバイトをすることに。 密かに純一に想いを寄せる空気人形だったが、 彼の心の中にどこか自分と同じ空虚感を感じてしまう――。
心を持ってしまった空気人形の話
ある日突然人間の心が宿ってしまった空気人形(ペ・ドゥナ)は、ご主人様(板尾創路)が外出しているスキに外の世界を満喫するようになる。やがて彼女はレンタルビデオ店の店員(井浦新)に惚れてしまい─。
近年は社会派映画を撮っている印象の強い是枝監督の恋愛ファンタジー作品です。空気人形役のペ・ドゥナさんの神がかり的なビジュアルと、辿々しい日本語(人間になったばかりという設定だから寧ろその辿々しさがいい感じになっている)の可愛らしさが絶妙にマッチしていて、最高にキュートでした。
井浦新さん演じる純一とのやり取りもとても微笑ましくてキュンキュンさせられます。しかし、家に帰ると『空気人形』としての生々しい時間が待ち受けている…という展開になっていて、ただのファンタジーだけでは終わらせないストーリーとなっている所がまた良かったです。(30代女性)
ツナグ
<あらすじ>
たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい―。半信半疑で依頼をしてくる人たちの前に現れる使者は、ごく普通の高校生・歩美(松坂桃李)だった。
この世とあの世の人物の再開物語
舞台は現代の日本なのですが、あの世の人物と再会できる不思議な出来事を描いています。
生きている人と死んでいる人の関係を通して、様々なドラマが見えてきます。
そして、少しのミステリー要素がうまく作用し、最後まで見たいという気持ちになります。
ホラー映画のような展開はないので、怖いストーリーが苦手な方にもおすすめです。(30代女性)
ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌
「かごめ歌」を聞いた若い女性が失踪、現場には必ず「銀の鱗」が残されている……という怪事件が続発していた。その事件に巻き込まれた女子高生・楓とともに、謎の解明に乗り出した鬼太郎たちは、千年の時を経て蘇った悪霊が原因であることをつきとめる。悪霊の呪いを封印するためには古の“楽器”を集めなければならない。楽器を求め、古地図に記された「天」「地」「海」の場所へ旅立つ一行。けれども事件の裏側には、かつて許されざる境を越え、無残にも引き裂かれてしまった妖怪と人間の恋物語があったのだ。
妖怪が多く登場する怪談とファンタジーの要素が面白い作品
漫画、アニメでも有名なシリーズの実写化となります。漫画キャラと同じ服を着た俳優がでるだけのコスプレものと思って侮ってはいけません。特殊メイクなどを用いたキャラクター再現率には定評があります。意外に魅せる映像技術、子供でもわかりやすいエピソード性も楽しめる部分でした。主演のウエンツ瑛士さんの鬼太郎は漫画とは違う美しさがあって印象に残ります。(30代男性)
ステキな金縛り
<あらすじ>
失敗続きで後がない弁護士エミが担当したのは、とある殺人事件。被告人は無実を主張、完璧なアリバイがあるという。なんと事件当夜、旅館の一室で金縛りに遭っていたのだ。無実を証明できるのは、一晩中彼の上にのし掛かっていた、落ち武者の幽霊だけ。エミはその幽霊・六兵衛を証人として法廷に召喚させる。
証人は幽霊!?前代未聞の裁判が幕を開ける!
失敗続きの弁護士・エミ(深津絵里)のもとに殺人事件の裁判の依頼が舞い込むが、被告人は「犯行時刻は旅館で落武者の霊に乗っかられて、一晩中金縛りにあっていた」とあり得ないアリバイを主張する。馬鹿げている話だからこそ真実なのかもしれないと考えたエミは、旅館の調査に乗り出し、落武者の幽霊・更科六兵衛(西田敏行)と出会う。早速六兵衛に協力を仰ぎ、証言台に立たせようとするが、幽霊である彼の姿を視認できる人間は限られていた。なんとかして六兵衛の存在を証明し、被告人の無罪を勝ち取るべく画策するエミだったが─。
最初は殺人事件の裁判だったのに、段々と六兵衛さんが裁判の中心人物になっていく様子が面白かったです。被告人からも「なんだか最近蔑ろにされてる気がするんだよな〜」とツッコミが入ったところにはクスッときました。また、六兵衛さんの存在を証明するための小道具だったハーモニカが再度登場するシーンにはウルッとさせられました。笑いあり、涙ありのエンターテイメントとはまさにこの映画のことだと思います。(30代女性)