痺れる悪の美学、傑作のギャング・マフィア映画おすすめ15選

2023年2月5日

傑作!マフィア・ギャング映画

おすすめのギャング・マフィア映画を集めてみました。
マフィア映画で最も有名なのはやはりフランシス・フォード・コッポラ監督の「ゴッドファーザー」三部作でしょうか。「ゴッドファーザー」に出演しているアルパチーノやロバート・デ・ニーロは、「ゴッドファーザー」の作品以外にも多くの名作ギャング・マフィア映画に出演しています。

信頼と裏切り・暴力に金と欲望。ギャング・マフィア映画には、ひとりの男がマフィアのボスに成り上がる物語もあれば、巨悪のマフィアに立ち向かう男達の物語もあります。日常では味わえないスリリングな世界を堪能してください。

グッドフェローズ

グッドフェローズ

<あらすじ>
大物ギャングポーリーのアジトで育ったヘンリーは、物心ついた頃からマフィアに憧れていた。やがて念願の”グッドフェローズ”の仲間となり、犯罪を重ねていく。実話を基にしたマフィアたちの友情と裏切りの物語。

ニューヨークの大物マフィアたちの姿を描いた自伝映画

物心ついた時からマフィアに憧れていたヘンリー・ヒル (レイ・リオッタ)。11歳でマフィアの使いっ走りとなった彼は、あらゆる悪事に手を染め、出世を重ねていく。
マフィアを題材とした映画なので、基本的に犯罪行為のオンパレードなのですが、テンポよく話が進んでいくため、サクサクッと見れてしまいます。おそらく、当事者たちもこんなテンションで日常を過ごしていたのではないかと思いました。

そんな中でも、恐ろしいほど怒りの沸点が低い男・トミー(ジョー・ペシ)が度々爆弾を投下してくるので、適度な緊張感が生まれてくるのがこの映画の面白いところです。
序盤になりますが、散々冗談を言って周囲を笑わせたトミーがいきなり真顔になり、「なんで笑ってるんだ?」と凄んでくるシーン。ああ、ここはただの兄ちゃんたちの集まりではなく、マフィアの集まりなんだなと思わせてくれるお気に入りのシーンです。非日常の世界を覗いてみたいあなたにオススメの一本です。(30代女性)

「ロバート・デ・ニーロ」関連の映画

ディパーテッド

ディパーテッド

<あらすじ>
治安の悪いボストン南部で血縁に犯罪者の多い中育った男は、優秀な警官となりマフィアの潜入捜査を命じられる。一方、地域のマフィアに育てられ、同じ警察学校で学んだ男は、警察内部の情報を組織に流し続ける。

警察官に潜入したマフィアと、マフィアに潜入した男の戦い

治安の悪いボストン南部に生まれ、犯罪者だらけの身内に囲まれながらも、警察官になる夢を叶えたビリー(レオナルド・ディカプリオ)は、その経歴と警察学校時代の優秀な成績を買われてマフィアへの潜入捜査を命じられる。その一方で、マフィアに可愛がられて育ち、警察学校を卒業したコリン(マット・デイモン)は、警察の内部情報をマフィアに流し続けていた─。

香港映画「インファナル・アフェア」のハリウッドリメイク作品です。それぞれがスパイ活動を行う中で、警察側にもマフィア側にも、「ネズミ」がいることは分かってきますが、それが誰なのか特定できていないという状況になっていきます。
人は環境で変わるとはよく言いますが、全く別の人間として人生を生きているうちに、本当の自分が誰だか分からなくなってしまい、どんどん精神的に疲弊していくディカプリオの迫真の演技が素晴らしかったです。マフィアにもスパイ活動にも一生縁のない人生だと断言できますが、もしスパイをすることになったら…という視点でハラハラドキドキしながら最後まで楽しませてもらいました。(30代女性)

スカーフェイス

スカーフェイス

<あらすじ>
ブライアン・デ・パルマが演出し、アル・パチーノが残酷なマフィアを見事に演じる。「スカーフェイス」はアメリカの麻薬世界のあさましい権力をさらけ出す作品だ。

破滅する男の美学を描いた傑作

白人嫌いの黒人コミュニティーからの評価も高い本作。
キューバからアメリカにチャンスを求めて移民としてやってきたアル・パチーノ扮するどチンピラの成り上がりと破滅を描いている。
本作は「ゴッドファーザー」のように洗練したマフィアでも「グッドフェローズ」のようなリアリティある怖いマフィア映画でもないが、独自の生々しさと泥臭さ、そして滅びゆく美学を描いている。
本作に感化された多くのラッパーが本作のポスターを張っていたり、リスペクトしている。本作の主人公の破滅的な人生は、恐らくは多くのヒップホップ関係者には男らしくみえているのだろう。(30代男性)

「アル・パチーノ」関連の映画

アメリカン・ギャングスター

アメリカン・ギャングスター

<あらすじ>
★ラッセル・クロウXデンゼル・ワシントンX監督:リドリー・スコット★2008年度最高傑作!世界が絶賛した衝撃作!暗黒街のカリスマと、正義をつらぬく刑事その道を進むのなら、俺を倒してから行け。

悪はタダでは倒れない、スタイリッシュクライム映画

デンゼル・ワシントンが好きな人にオススメなギャングスター映画!
真面目な人物を演じることが多いデンゼル・ワシントンが麻薬界の大物を演じています。「トレーニング・デイ」でも悪役を演じていましたが、家族や伝手を通じて成り上がっていく姿、追い詰められていく姿はあまり見たことがなく、しかし裏切った相手に一矢報いてやり返す、一筋縄ではいかない凛とした姿がとてもカッコイイです。(30代女性)

ザ・キッチン

ザ・キッチン

<あらすじ>
舞台は1978年の悪名高いヘルズキッチン。主人公である専業主婦たちのゴロツキ亭主どもは皆、FBIの手で塀の中の住人になっていた。生活に困り、憤懣やるかたないレディたちは何と、アイルランド系マフィアのシノギに自ら手を染め――意外にも、次から次へと手際良くこなしていく。それも違法ビジネスの運営から、文字通り、ライバルの始末に至るまで……。

抑圧された妻たちが自分のために生きる事を思い出す物語

70年代NYヘルズキッチンを舞台にアイルランド系マフィアの妻たちが逮捕された夫たちに代わって仕事を仕切っていく姿を描いています。専業主婦で抑圧されていた妻たちが本来持っていた手腕を発揮していき同業者にすら一目置かれていく様子が面白いです。
力を付けていくにつれて、騙し合いや裏切り、殺し合いもあってハードボイルドな部分もしっかりあるので楽しめます。(30代女性)

カジノ

カジノ

<あらすじ>
【巨匠マーティン・スコセッシが描く虚飾と夢の街ラスベガス】 名優ロバート・デ・ニーロ、シャロン・ストーン、ジョー・ペシ等、豪華キャストの競演が実現!激突する野望、燃えるような情熱、そして尽きることのない欲の絡み合いを、巨匠マーティン・スコセッシ監督が空前のスケールで描き上げた超大作。事実を踏まえたこの壮大な物語の舞台は、1973年の虚飾と夢の街ラスベガス。そのラスベガスでカジノを牛耳り大金を操作する命知らずのギャングたち。彼らの巨大な富と彼ら自身の運命はダイスとともに生み出され、ダイスと共に消えていくー。

方法は三つ、正しいやり方。間違ったやり方。そして俺のやり方。

カジノは、1995年キャストに公開されたモノクロ・セッシシ監督によるクライム・ドラマ映画です。映画は、実話に基づいており、複雑な人間関係や陰謀を描いており、評価は高く、特にデ・ニーロの演技が評価されています。
カジノ経営者のサム・ロス(ロバート・デ・ニーロ)が、裏社会のボスアンドリュース・ロング(ジョー・ペッシ)とタグを組み合わせ、カジノを運営していくサムは、カジノでの成功と金銭的な豊富さを手に入れながらも、裏社会との関係や家族との関係を絡めて展開される複雑な人間ドラマを描いています。

映画は、実際に存在した人物や出来事を元にしているため、リアルさがあり、また、豪華なセットや美麗な映像、サウンドトラックも魅力的です。また、キャストのロバート・デ・ニーロの演技スタートは、彼が演じるサム・ロスの複雑な心理や欲望を細やかに描いています。
ただ、約3時間の長い映画なので、見る人によっては少し退屈だと感じるかもしれません。また、暴力的なシーンも多いため、それに弱い方には向いていていますないかもしれません。(50代男性)

カリートの道

カリートの道

<あらすじ>
「スカーフェイス」のブライアン・デ・パルマ監督による、高い評価を得たクライム・スリラー。アカデミー賞受賞俳優アル・パチーノが、元・麻薬の大物売人カリート・ブリガンテ役を好演。大物弁護士(ショーン・ペン)の力で刑務所から釈放されたカリートは、暴力の世界から足を洗うと宣言し、ニューヨークの暗黒街を驚かせる。だが、誤った忠誠心や旧弊な道義の掟により、彼の計画は狂っていく。束縛しつづけようとする世界と、カリートは生死を賭けた戦いを繰り広げる。ジョン・レグイザモ、ルイス・ガスマンが脇を固め、パワフルなアクションが衝撃の結末へ。

渋くて恰好良いアルパチーノを堪能する映画

名優アル・パチーノとブライアン・デ・パルマ監督を揃えて撮った、マフィア・ギャング映画の体をなしているように見えて(銃撃戦はあるよ)実は切ないロマンティックな映画。
結末が簡単に予想がつくかもしれないけど、セリフがいちいち良い、輪をかけて音楽が素晴らしい。アル・パチーノの恰好良さを堪能するための名作です。(40代女性)

ギャング・イン・ニューヨーク

ギャング・イン・ニューヨーク

<あらすじ>
ジョン・ゴッティ、“最後のドン”と呼ばれた男アル・カポネと並ぶ、史上最も有名なギャング1980年代、ニューヨークを支配したジョン・ゴッティ高級スーツに身を包み、国民的ヒーローとなった男だが、その血に汚れた栄光の日々が終わる時それは“マフィアの時代”の終焉でもあった

マフィアのボスと家族の愛情物語

1970~80年代のニューヨークのマフィアの親分であったジョン・ゴッティの伝記映画。ジョン・トラボルタが彼を演じています。
コッティはマフィアとはいえ、慈善活動なども行い一部では英雄とみなされていました。犯罪アクションと言うよりは、ゴッティの妻と子供への愛を描いています。怖いマフィアにも、人間的な側面はあるのだなと感じされられます。
マフィアはアメリカ映画でもよく描かれますが、1980年代のニューヨーク市警察との対決も見どころになっています。トラボルタも愛する家族と自らが犯罪を犯していることで、悩み苦しむマフィアのボスを好演しています。一部ではマフィアのボスを英雄扱いしているという批判もありますが、アメリカ犯罪社会で一時代を築いた男の自伝映画として楽しめる内容になっています。(50代男性)

ギャング・オブ・ニューヨーク

ギャング・オブ・ニューヨーク

<あらすじ>
1861年、ニューヨーク。縄張り争いを繰り広げる移民同士の抗争により、目の前で父親を殺された少年のアムステルダム。自らも投獄された彼は、15年の時を経て、父を殺したギャング組織のボス、ビルへの復讐を誓い、この地に帰ってきた。素性を隠し、ビルの組織に入り込んだアムステルダムは、そこで美しくも謎めいた女ジェニーに出会い、許されない恋に落ちる…。

移民問題と復讐の物語

上映当時に映画館で見ました。およそ3時間に及ぶ大作です。今でも時々主人との話題に上がります。主人公はレオナルド・ディカプリオで、ヒロイン役がキャメロン・ディアスです。主人公の敵役にダニエル・デイ=ルイスで、豪華キャストです!
映画本編も巨額の費用がかかっているであろう、きらびやかで豪華な舞台に衣装、大勢のエキストラで物語が盛り上がってきたなと思ってからの終わり方に、呆然としたのを覚えています。いまだに印象に残っているラストで、20年経っても忘れられません。(30代女性)

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ

<あらすじ>
ロンドンの下町の若者たちが、ギャンブルで作った借金を返すために、隣の部屋のマフィアの情報を盗み聞きして、マリファナ工場を襲撃。ところが、奪ったマリファナを売ろうとした麻薬王は、そのマリファナ工場のボスだった! ユニーク&スマートな映画を撮り続けるガイ・リッチー監督のデビュー作。

スタイリッシュなクライム・フィルム

イギリスの一つで、ガイ・リッチーの監督作品である。ストーリー展開の面白さやユーモアあふれるやり取りなど、自然と見入ってしまう映画でもある。ギャングやマフィア等が出て来るが、ハリウッドのアクション映画とは一味は違った感じがあり、映像美も堪能できるだろう。もし英語が分かるなら、子音が強く独特の訛りも楽しめるかもしれない。(50代男性)