未知なる世界への扉を開けろ! おすすめSFアニメ14選
近未来が舞台となっていたり、タイムリープなどの時間移動、あるいは少し不思議な世界観などの、SFアニメを集めてみました。
ヒトコトSFと言っても非常に範囲は広くて、ロボットアニメもドラえもんもSFに分類される作品ですから、全てを網羅するのは難しいですが、その中でも面白くておすすめ出来るSFアニメ14作品をご紹介します。
プラネテス
<あらすじ>
主人公ハチマキ(星野八郎太)はサラリーマン。宇宙ステーションでデブリ(宇宙ゴミ)回収を仕事にしている職業宇宙飛行士だ。自分の宇宙船を手に入れるため、同僚のユーリやフィーらとデブリを回収する日々。今年で4年目を迎えた25歳、そろそろ自分の生き方を考え始めてきた。そんな折、ハチマキの働くデブリ課に新入社員が配属された。彼女の名前はタナベ(田名部愛)。初めは、何かにつけて反発し合っていたが、やがて二人は惹かれ合っていく。2075年。地球、宇宙ステーション、月の間を、旅客機が普通に行き交う世界で、ハチマキはどう想い、成長していくのか。
近未来の宇宙科学の世界を描いたアニメ
考証がしっかりしていてリアリティがあり、スペースデブリ、その他戦争や社会問題など、現実での問題にも通じるテーマがとても深く面白いと思っていました。SFとはいえ、近い未来に本当に実現しそうなそんな身近な感じが親近感が持てるアニメでした。主役とハチマキと、相棒タナベのコミカルなやりとりも楽しく、物語に引き込まれます。(40代女性)
「プラネテス」関連のテーマ
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
<あらすじ>
西暦2030年、日本。情報ネットワーク化が進む中、犯罪を一掃する攻性組織が設立された。内務省直属独立部隊、公安9課。通称「攻殻機動隊」だ。彼らの任務は、電脳犯罪への対処、要人警護、政治家の汚職摘発など多岐に渡る。“少佐”と呼ばれるサイボーグ・草薙素子を中心に、9課はネットに潜む犯罪に立ち向かう!
近未来のリアルな社会の物語
『攻殻機動隊』は近未来の日本が舞台のSFアニメです。近未来のストーリーのアニメですが、現実の社会の科学技術の進歩がアニメの世界観に追いついて行く感じがあり、よりリアルな世界観を感じることができます。
攻殻機動隊』の世界では電脳化という通信手段がありますが、現実社会の5G・6Gなどの通信技術はまさに『攻殻機動隊』の世界に近づいています。 【義体化】という身体に関してはIPS細胞などの技術が進化していきそうです。物語も現実にありそうな話で複雑で難解ですがリアルで面白いです。(40代男性)
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の関連テーマ
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊
<あらすじ>
超高度ネットワーク社会の中で凶悪化する犯罪に対抗するため、政府は精鋭サイボーグによる、非公認の超法規特殊部隊を結成。公安9課・攻殻機動隊である。ある日、攻殻機動隊に、国際手配中の「通称:人形使い」が日本に現れるという情報が届く。草薙素子は、犯罪の中に見え隠れする「人形使い」の影を追う。
近未来の難事件捜査ファイル
電脳が常識となった近未来の設定が秀逸です。コンピューターと人間を直につなげることができ、そのためのプラグが人の後ろ首にあるのがとても新鮮で、見ててワクワクします。
アニメ中の音楽も滅茶苦茶格好よく、ハードボイルド感溢れる作品です。アクションも格好よく、ミステリー小説的な犯人を推理する楽しみもあり、尚且つ生命や死生観について考えさせられる哲学的要素もあり、完成度の物凄く高い作品だと思います。
スピルバーグやキャメロン監督が絶賛しただけのことはあります、必見です。(50代男性)
PSYCHO-PASS サイコパス
<あらすじ>
あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は「良き人生」の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を人々は「PSYCHO-PASS(サイコパス)」の俗称で呼び慣わした。犯罪に関する数値も"犯罪係数"として計測され、犯罪者はその数値によって裁かれる。治安維持にあたる刑事たちは常に、犯人を捕まえる実動部隊となる"執行官"と、執行官を監視・指揮する"監視官"のチームで活動する。自らが高い犯罪係数を持ち、犯罪の根源に迫ることのできる捜査官こそが優秀な"執行官"となりうる。それゆえに、犯罪者になりかねない危険も孕む"執行官"は、その捜査活動を冷静な判断力を備えたエリートである"監視官"に監視されている。
10年たっても新作が生み出される人気SFアニメ
人の精神状態や人間性を数値化してシステムが管理していくディストピアアニメです。まるで映画のような設定の硬派でダークな物語は、SF映画好きには刺さると思います。キャラクタービジュアルも『家庭教師ヒットマンREBORN!』の作者の天野明が担当しているので、男女ともに見やすいデザインになっている点もおすすめです。虚淵玄、深見真、高羽彩など実力も人気もある脚本家が担当しているので飽きることなくシーズンを一気見してしまうと思います。(30代女性)
善とは何か?悪とは何か?
シュビラシステムっていう、犯罪係数が目に見える形で表記されるっていう、善と悪が分かりやすい世界になっているのが面白かったけれど、実際は犯罪者だけではなく、犯罪被害者とか、他とは違った思想ってだけで数値に異常が出るから、色々考えさせられる話でした。しかもシュビラシステムの正体が衝撃で、それと同時にさらにシュビラシステムというものに疑問を持たせる構成になっていたのが面白い。(30代女性)
「PSYCHO-PASS」の関連テーマ
86-エイティシックス-
<あらすじ>
ギアーデ帝国が開発した完全自律無人戦闘機械〈レギオン〉の侵攻に対応すべく、その隣国であるサンマグノリア共和国が開発した無人戦闘機械〈ジャガーノート〉。だが、無人機とは名ばかりであり、そこには“人”として認められていない者たち–エイティシックス–が搭乗し、道具のように扱われていたのである。エイティシックスで編成された部隊〈スピアヘッド〉の隊長である少年・シンは、ただ死を待つような絶望的な戦場の中で、ある目的のために戦いを続けていた。そこに新たな指揮管制官〈ハンドラー〉として、共和国軍人のエリート・レーナが着任する。彼女はエイティシックスたちの犠牲の元に成り立つ共和国の体制を嫌悪しており、“人型の豚”として蔑まれていた彼らに人間として接しようとしていた。
命がけの戦場における信頼関係
生まれた環境により使い捨ての戦士として、敵であるレギオンと戦い続ける物語です。
ジャガーノートと呼ばれる無人戦闘機械で戦っていることになっておりますが、実は86エイティシックスと呼ばれる人たちが搭乗して操作をしておりました。86のメンバーは命がけで戦っておりますが、国の上層部は人間扱いをしておりませんでした。新しく着任した指揮官のみが、86のみんなを人として関わって変化していく物語です。(50代男性)
「86-エイティシックス-」の関連テーマ
戦姫絶唱シンフォギアG
<あらすじ>
風鳴 翼と雪音 クリス、そして–立花 響。運命に翻弄された少女たちは、FG式回天特機装束「シンフォギア」にてその身を鎧い、数多の戦いと幾多のすれ違いを経て、決戦の地に集結した。そびえ立つカ・ディンギルが狙い定めるは、バラルの呪詛にて人類の相互理解をジャミングする巨大な監視装置「月」。人類史の裏側で数千年に渡って暗躍してきた巫女フィーネの企みは、月を破壊し、神代の言の葉「統一言語」を取り戻すことであった。だが、月の破壊は、重力均衡の崩壊をはじめ、惑星規模の災厄を引き起こすことになる。迫り来る脅威「ルナアタック」に対し、命を燃やした少女たちの絶唱は、空に、胸に、高らかに響き渡るのであった。それから約三ヶ月後。 激闘の末に欠けた月が見下ろす世界にて、物語は再び動き始める。
漢を感じさせる熱くて分厚いストーリーの変身ヒロインもの
戦姫絶唱シンフォギアシリーズは現在5作品くらいあります。かなりコアなファンがいる熱い作品です。
簡単にさわりだけですが、現代世界に突如として表れたノイズと呼ばれる未確認生物による侵略によって地球は深刻な危機に見舞われていました。
現代兵器は無力であり、人は触れるだけで滅びを迎えるというノイズたち。そんな中、神話時代から伝わる聖遺物を科学的に使用したシンフォギアという強化システムが発明されます。それを装着し戦うには特有のハーモニーを持つ少女が必要でした。
まあ変身魔法少女もののようなストーリーなのですが、主人公立花響がかなりの熱血キャラで土壇場での決死の行動はとても見ごたえのあるものでした。
特にシリーズ2作目が熱く声優さんの迫力のある演技がキャラの覚悟を見事に表現され十分に感動を与えてくれる作品です。プリキュアとは全く違う路線で、少女主人公なのに漢を感じさせる言動と行動力がとても好印象で中毒性のある代物です。
一応は主人公の成長物語なのですが一本筋の入った鉄骨な主人公に脱帽です。(50代男性)
正解するカド
<あらすじ>
世界の終わりと始まり。人類は「正解」できるのか。全ては、想像を絶するファーストコンタクトから始まった。突如出現した謎の存在「カド」。異常事態に翻弄される日本政府。そして世界の行方は、ひとりの交渉官(ネゴシエーター)に委ねられる——。
侵略に対するリアルを描いた実験アニメ
羽田空港に突然「異方」からの来客が現れるというストーリーです。このアニメの面白いのは圧倒的な現実感です。真面目に異方からの使者と対話し、地道に対応を考えます。そして与えられたオーバーテクノロジー(電力を無限に取り出す装置など)を誰がどう判断し、扱うのか、各国はどう出るのか、極めて真面目で硬派なストーリーが展開されます。
もっとも後半では前半と打って変わった展開になりますが、それはそれで、積み上げてきたもののぶち壊しという意味で面白い、一度見て欲しいアニメです。(40代女性)
STEINS;GATE
<あらすじ>
舞台は2010年夏の秋葉原。厨二病から抜け出せない大学生である岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、用途不明の発明品を日々生み出していた。だが、ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出す。世紀の発明と興奮を抑えきれずに、興味本位で過去への干渉を繰り返す。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることになるのだが・・・悲劇を回避するために、岡部の孤独な戦いが始まる。果たして彼は、運命を乗り越えることができるのか!?
記憶を消してもう一度見たい物語
ざっくりいうとタイムリープものです。前半はほのぼの日常パートが多く、リラックスした気持ちで見ることができます。出てくるキャラクターも感じの悪いキャラはおらず、みんな個性的で魅力的です。女の子のキャラが多いですが、ギャルゲーのようなノリではないので女性にもおすすめです。
中盤、扇風機の回る秋葉原のシーンあたりからドキドキワクワクがとまりません!
後半からは緊迫したシーンが続きます。この物語はどうなっていくのか…そして衝撃のラスト!主人公の声がハモるあたり最高にカッコいいです!
結末を見てからもう一度みても面白いですが、できることなら記憶を消して何も知らない状態からもういちど楽しみたい、そんなアニメです!(30代女性)
「STEINS;GATE」の関連テーマ
カウボーイビバップ
<あらすじ>
ワープゲートで各惑星が結ばれた2071年の太陽系。賞金稼ぎのスパイクとジェット、謎の女フェイ、天才ハッカー少女のエド、人間並みの知能を持つデータ犬アインの4人と1匹が、運命のいたずらから奇妙な共同生活を送ることになる。先の見えない賞金稼ぎを続けながら、彼らはなにを追い求めるのか?
大人も楽しめるキャラクター、音楽、ストーリー。
「カウボーイビバップ」は1998年にテレビで放送され、2001年には「カーボーイビバップ 天国の扉」として映画館上映された作品です。スパイク(元マフィア)とジェット(元警察官)という二人組の賞金稼ぎのおっちゃんが賞金首を探して太陽系を行ったり来たりするお話。サントラが秀逸で菅野ようこさんが担当しています。2021年には実写ドラマ化され、ネットフリックスで見ることができます。(笑)(40代女性)
「カウボーイビバップ」の関連テーマ
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
<あらすじ>
思春期症候群――不安定な精神状態によって引き起こされるとネットで噂の不思議現象。梓川咲太、高校2年生。江ノ島からもほど近いとある高校に通う彼は、この年、様々な“思春期症候群”を引き起こした少女達と出会う。たとえばそれは、図書館で出会った野生のバニーガール。彼女の正体は、高校の上級生にして活動休止中の女優、桜島麻衣先輩。魅惑的な彼女の姿は、何故か周囲の人間の目には映っていなかった。彼女はなぜ見えなくなってしまうのか―。謎の解決に乗り出した咲太は、麻衣と過ごす時間の中で、彼女の秘める想いを知り……。空と海が輝く町で心揺れる少女達との不思議な物語が始まる。
思春期症候群に悩まされる、SF(すこし不思議な)青春学園アニメ
思春期症候群、と呼ばれる不思議な現象に悩まされたり、問題を解決するために努力・奮闘する少年少女たちの物語。
タイトルで少しふざけた印象を持つかもしれませんが、けっこう真面目な青春ストーリーです。登場人物たちもみな魅力的で、思春期ならではの悩みや問題を「思春期症候群」という形にしてうまく表現していると思います。
そして本当にオススメなのは映画版の『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』なのですが、これはTVアニメの続編でもあるので、TVアニメあるいは原作小説を見ていないと、完全には楽しめないと思います。映画版は感動出来て高評価の作品なので、ぜひアニメ版を見てから映画版を見てほしいです(30代男性)