感動の傑作!泣ける邦画おすすめ作品17選
感動して泣ける邦画を集めてみました。
涙を流すことはストレス解消にもなり「涙活」などという言葉もつくられたほど。
映画の中でしか体験できない感動する物語やせつない恋愛で涙すると心もスッキリするものです。
家族愛、愛する人との別れ、人情話、色々なテーマで感動して泣ける日本映画をご紹介します。
八日目の蝉
<あらすじ>
今日まで母親だと思っていた人は、自分を誘拐した犯人だった。21年前に起こったある誘拐事件―。不実な男を愛し、子を宿すが、母となることが叶わない絶望の中で、男と妻の間に生まれた赤ん坊を連れ去った女、野々宮希和子と、その誘拐犯に愛情一杯に4年間育てられた女、秋山恵理菜。実の両親の元に戻っても、「ふつう」の生活は望めず、心を閉ざしたまま成長した恵理菜は、ある日自分が妊娠していることに気づく。相手は、希和子と同じ、家庭を持つ男だった。封印していた過去と向き合い、かつて希和子と暮らした小豆島へと向かった恵理菜が見つけた衝撃の真実。そして、恵理菜の下した決断とは…?
生まれたばかりの不倫相手の子供を誘拐し、4年間自分の子供として育てた女の話
父親の不倫相手だった希和子(永作博美)によって赤ん坊の頃に誘拐された薫(井上真央)は、4年ものあいだ希和子の娘として育てられた。その過去を引きずったまま大人になった薫は、不倫相手の子供を身籠ったことで、希和子について思いを巡らせる。
希和子が警察に捕まっていく時の言葉に、胸が張り裂けそうになりました。希和子は最後の最後まで薫のお母さんだったんだなあ、と思うと涙が止まりませんでした。吉田羊さんが薫を保護する刑事役で出演されていますが、希和子のセリフを受けた彼女の顔は涙を堪えている演技にも見えますし、素で泣きそうになっているようにも見えて印象に残っています。
それと、本当の家族の元に帰った薫が家に馴染めていない様子がリアルだと感じました。「お星さまのうた、歌って」と言われて実の母親が歌った曲が、薫の思うお星さまのうたじゃなかった時の絶望感と言ったらなかったです。親子について深く考えさせられる映画です。(30代女性)
君の膵臓をたべたい
<あらすじ>
高校時代のクラスメイト・山内桜良の言葉をきっかけに母校の教師となった【僕】。彼は、教え子と話すうちに、彼女と過ごした数ヶ月を思い出していく――。膵臓の病を患う彼女が書いていた「共病文庫」(=闘病日記)を偶然見つけたことから、【僕】と桜良は次第に一緒に過ごすことに。だが、眩いまでに懸命に生きる彼女の日々はやがて、終わりを告げる。桜良の死から12年。結婚を目前に控えた彼女の親友・恭子もまた、【僕】と同様に、桜良と過ごした日々を思い出していた。そして、ある事をきっかけに、桜良が12年の時を超えて伝えたかった本当の想いを、2人は知る――。
純粋無垢なラブストーリー
アニメでも観ているので、詳細なストーリーも結末も全て分かっているのにも関わらず、桜良さんのお母さんと会話したあと、堰を切ったように涙を流し始めた、僕役を演じていた北村匠海さんの泣きの演技に全感情が引きずり込まれてしまって、DISHのボーカリストではない、俳優・北村匠海さんのファンになるきっかけを与えてもらえた作品となりました。(40代女性)
「君の膵臓をたべたい」の関連テーマ
今夜この世界から恋が消えても
<あらすじ>
透はクラスメイトに流されるまま、真織に嘘の告白を仕掛ける。しかし真織は“お互い絶対に本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れた。そうして始まった偽りの恋。やがて恋が偽りとはいえなくなったころ、透は知る。「病気なんだ私。前向性健忘って言って、夜眠ると忘れちゃうの。一日にあったこと、全部」真織はその日の出来事を日記に記録して、朝目覚めたときに復習することで何とか記憶をつなぎとめていた。その日ごとに記憶を失ってしまい、明日が来ることを恐れながら生きる彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。しかし透には真織に伝えていないことがひとつだけあった。
嘘の恋が本物の恋に変わった物語
物語は事故にあったことで寝ると記憶をなくす真織と、友人を助けるために付き合ってくださいといった透との恋の話。よくある話だな…と思いましたが、中盤辺りからおや?となる展開。
真織は透にも記憶障害を隠したけど、デートの日に寝てしまいバレてしまうけど、透は彼女の記憶の日記にそのことを書かなければ明日の君にはバレない。
二人は周りにはバレない偽物の恋人を演じていたけど、ふたりとも本気で好きになってきたと、盛り上がってきます!
このあとも二人は幸せな時間を過ごして、きっと二人は記憶障害を乗り越えるんだろうと思いました。が……ラストに涙が止まらない透の嘘があります。
それは真織の為の優しい嘘だけれども、残酷な嘘でもありました。
余談ですが、あの明るいなにわ男子メンバーが鑑賞会したYou Tubeがありますが、メンバーボロ泣きです。(30代女性)
手紙
<あらすじ>
川崎のリサイクル工場への送迎バス。最後部座席に野球帽を目深に被った青年の姿がある。武島直貴、20歳。暗い目をしたこの青年には、人目を避ける理由があった。兄・剛志が、直貴を大学にやる学費欲しさに盗みに入った邸宅で、誤って人を殺してしまったのだ。数度にわたる引越しと転職。兄貴がいる限り、俺の人生はハズレ。そういうこと―。自暴自棄になる直貴を、深い絶望の底から救ったのは由美子の存在だった。しかし、その幸せが再び脅かされるようになった時、直貴は決意する。…塀の中から届き続ける、この「手紙」という鎖を断ち切ってしまう。
手紙が繋ぐ兄弟の絆の物語
殺人を犯してしまった兄と弟の関係性が凄く複雑でありながらも、それでも切っても切れないのが家族って感じがするし、手紙が色んな事を繋いでくれるのに本当に感動しました。
ただ犯罪は残念ながら、罪を犯した本人だけでなく、家族やその周囲の人生にまで影響を及ぼすんですよね。本当にそのことを痛感したし、玉山鉄二さんと山田孝之さんの演技に、泣かされました。(30代女性)
「手紙」の関連テーマ
嫌われ松子の一生
<あらすじ>
昭和22年、川尻家の長女として福岡県に生まれた松子(中谷美紀)。やがて松子は教師になるが、教え子の龍(伊勢谷友介)が起こした窃盗事件がもとで辞職に追いやられてしまう。ここから、松子の転落人生がはじまった。作家志望の八女川(宮藤官九郎)と同棲するも、八女川は松子に激しい暴力をふるった上、自殺。その後八女川の友人・岡野(劇団ひとり)と不倫するが、岡野の妻にばれて破局。そして松子は中州のソープ嬢となり、店のトップになるのだが・・・。
松子の悲惨な転落人生をポップな映像とミュージカルで魅せた作品
他殺死体となって公園で発見された松子(中谷美紀)。父親の代わりに遺品整理をしに来た甥(瑛太)が彼女の波瀾万丈な人生を辿っていく。
ただ普通に男を愛し、愛されたかっただけなのに、とことんダメ男に引っ掛かり続け、とうとう殺人まで犯して刑務所行きとなってしまう松子。それでも全力で男を愛することをやめず、転んでも何度でも逞しく立ち上がるその姿に涙が止まりませんでした。松子の生き様は最高に無様なのに、不器用な姿がどこか愛おしくて、なぜかカッコイイ。矛盾しているかもしれませんが、これが映画を見た時の率直な感想です。
この話を普通に撮ったら、不幸な女の暗い映画になってしまうと思います。そこを超ハイテンションなミュージカルと、ポップ過ぎるほどポップな映像に持って行った中島哲也監督のセンスに脱帽しました。(30代女性)
永遠の0
太平洋戦争末期。勝利目前のアメリカを大混乱に陥れた、一機の戦闘機。「悪魔」と呼ばれたゼロ戦は、米軍最強の空母艦隊による一斉射撃・百万の銃弾をくぐり抜け、包囲網を突破したのだ。その「悪魔」を操るパイロットは、宮部久蔵。天才的な操縦技術を持ちながら、生還することにのみ執着し、「臆病者」と蔑まれた男だった…。そして時は2004年、現代。進路に迷う佐伯健太郎は、祖母・松乃の葬儀の日に驚くべき事実を知らされる。本当の祖父の名は、宮部久蔵。太平洋戦争で零戦パイロットとして戦い、終戦直前に特攻出撃により帰らぬ人となっていた。「家族のもとへ、必ず還ってくる」…それは宮部が妻・松乃と娘・清子に誓った、たったひとつの約束だった。そんな男がなぜ特攻を選んだのか。宮部が命がけで遺したメッセージとは何か。そして現代に生きる健太郎は、その思いを受け取ることができるのか。
国のために戦った人たちの信念を感じられる映画
昔の時代、日本のために命を懸けて戦った人たちの姿に胸を打たれる作品です。この作品を見たあとは、今自分がどれだけ平和な世界を過ごせているのかというのが凄く実感できます。特に泣けるのが、主人公である宮部が家族に思いを馳せるシーンです。自分よりも他人の幸せを願うことの尊さをこれでもかというほど、実直に伝えてくれる場面です。(20代男性)
記憶屋 あなたを忘れない
<あらすじ>
大学生の遼一は年上の恋人・杏子にプロポーズするが、その翌日から彼女と連絡が取れなくなってしまう。数日後に再会した彼女は、遼一の記憶だけを失っていた。信じられない遼一は、人の記憶を消せるという都市伝説的な存在「記憶屋」のことを知り、大学の先輩で弁護士の高原に相談して杏子の記憶喪失の原因を探り始める。幼なじみの真希や高原の助手・七海らと調査を進めるうちに、多くの人が記憶屋に人生を救われていたことを知る。だとしたらなぜ杏子の中から遼一の記憶だけが消えたのか。彼らがたどり着いたその先には、運命を大きく変える真実があったー。
人間の感情が入り混じる切ない物語
主人公が彼女にプロポーズしokをもらったがその後、彼女は主人公のことを忘れてしまいます。
主人公はどうしてそうなったのか調べていくうちに「記憶屋」という人がいて記憶を消しているのではないかと思い調べていきますが、それは都市伝説ではないかと幼馴染に言われます。納得のいかない主人公は記憶屋がいると思い、色々な人と関わる中でその謎を暴いていくストーリーになっています。
その中でも人間の大切な感情であったり欲望であったり切なさが描かれており涙する場面もあります。(30代女性)
あん
<あらすじ>
「私達はこの世を見る為に、聞くために、生まれてきた。この世は、ただそれだけを望んでいた。…だとすれば、何かになれなくても、私たちには生きる意味があるのよ。」縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。その店の常連である中学生のワカナ(内田伽羅)。ある日、その店の求人募集の貼り紙をみて、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れ、どらやきの粒あん作りを任せることに。徳江の作った粒あんはあまりに美味しく、みるみるうちに店は繁盛。しかし心ない噂が、彼らの運命を大きく変えていく…
粒あんが繋いだ人情物語
どら焼き屋の雇われ店長の永瀬正敏さん演じる千太郎と求人募集の張り紙を見てそこで働く事を懇願する一人の老女、樹木希林さん演じる徳江。
彼女の作るあんはとても美味しく、みるみるお店は繁盛していきます。しかし、物語の中盤でとある噂が流れ彼女はお店を辞めてしまいます。
あんを作る際の彼女の真剣で丁寧な映像はとても魅力的で、彼女の周りの温かい人々の会話はとても癒されます。
幸せな時間が過去のものとなってしまった時、彼女が残したモノを受け継ぎ生きていくという事とはどういう事なのか、映画のラストで千太郎の覚悟を感じました。
切ない物語ではありますが、心がとても温まる映画です。(20代女性)
クライマーズ・ハイ
<あらすじ>
北関東新聞の記者・悠木和雅は、出世街道から外れ一匹狼として行動する遊軍記者。社内の登山サークル“登ろう会”の仲間で販売局所属の親友・安西と共に、翌日谷川岳の衝立岩登頂に挑もうと準備を進めていた。そのさなか、乗員乗客524人を乗せた羽田発大阪行きの日航機123便が群馬と長野の県境に墜落した模様、との一報が入る。こうして悠木たちは、前代未聞の大事故をめぐる熾烈な報道合戦に身を投じていくのだった。
新聞記者としての誇りと仕事への覚悟を取り戻す男の物語
群馬県の地方紙新聞社で、とある事件がきっかけで出世をあきらめていた主人公が、日航ジャンボ機墜落事故の報道をきっかけに全権デスクに任命されます。
最初はとまどいがありながらも、懸命に大きな事故の悲惨な状況に接する内に、新聞記者という職業への誇りを取り戻していく姿に涙します。
大きな組織ゆえの融通のきかなさ、仕事に慣れてしまった同僚記者や保身ばかり考える上司など、みんな人間臭くて愛すべき存在です。主演の堤真一の演技がまた最高でした。(50代男性)
さかなのこ
<あらすじ>
そのままで、きっと大丈夫。これは、迷っても転んでも前へ進む、私たちの物語。お魚が大好きな小学生・ミー坊は、寝ても覚めてもお魚のことばかり。他の子供と少し違うことを心配する父親とは対照的に、信じて応援し続ける母親に背中を押されながらミー坊はのびのびと大きくなった。高校生になり相変わらずお魚に夢中のミー坊は、まるで何かの主人公のようにいつの間にかみんなの中心にいたが、卒業後は、お魚の仕事をしたくてもなかなかうまくいかず悩んでいた…。そんな時もお魚への「好き」を貫き続けるミー坊は、たくさんの出会いと優しさに導かれ、ミー坊だけの道へ飛び込んでゆく–。
子供から大人まで素朴な感動をもらえる不思議な映画
のんさん主演、さかなクンの半生をつづったすごく不思議な映画です。冒頭から、まず性別なんて関係ない!という説明があり、男性役を女性の、のんさんが演じてるのも素敵です。
とあるシーンで、さかなクンが罵倒されるシーンがあり、ネタバレのため言えませんが、親友役の柳楽優弥がとてつもない名演技をしてさかなクンを守ってくれます。その演技はほとんどセリフを使わず、顔だけで表現されていて、涙目なしでは絶対観れない、映画史に残る超名シーンですよ。(30代男性)