ドキドキの連続!読者を虜にするサスペンスマンガ15選

2023年8月20日

ハラハラドキドキのサスペンス漫画

ハラハラドキドキの展開が面白いサスペンスマンガを集めてみました。
物語の中で巧妙に織り交ぜられた謎や驚きの展開に、ついつい夢中になってしまうこと間違いなし!
緊迫感と驚きが交錯する、心を掴むサスペンス漫画15作品をご紹介!

マイホームヒーロー

原作:山川直輝 作画:朝基まさし

マイホームヒーロー

<あらすじ>
頼れる妻と、ちょっと反抗期気味だけど可愛い高校生の娘。鳥栖哲雄の人生はそれなりに幸せだった。娘の顔に殴打の傷を見つけるまでは。「100万の命の上に俺は立っている」の山川直輝、「サイコメトラー」「でぶせん」の朝基まさしの異色コンビが描く、罪と罰、愛と戦いの物語、開幕!

家族を守るひとりの男の物語

主人公はしがないサラリーマンの男性ですが、とあるきっかけから娘の彼氏を殺害してしまうところから物語が始まります。殺してしまった男がヤクザとかかわりがあったことから、なんとか死体を隠ぺいして警察の操作もかいくぐって…と次々起こるピンチを切り抜けていくのですが、ピンチがとにかくずっと続く上に、切り抜け方も次のピンチも予測不可能。なんでこうなったの、これどうするの!?がずっと続きます。ジェットコースター・クライム・サスペンスと謳っているだけあり、まさにジェットコースターに載せられている気分です。

家族のヒーローとして描かれる主人公の父に限らず、良い人も悪い人も、いろんな「家族」のいろんなヒーローが出てきて、タイトルにも何度も納得させられる物語です。(20代女性)

御手洗家、炎上する

作者:藤沢もやし

御手洗家、炎上する

<あらすじ>
代々病院を経営する御手洗家が全焼するという不幸な事件があった。原因は妻の火の不始末とされ彼女は燃えさかる家の前で土下座して謝罪した。13年後、村田杏子は家事代行として御手洗家に勤務となる。出迎えたのは後妻の真希子。厳しい基準を課されたが杏子は契約までこぎつける。しかし、彼女が御手洗家に潜入したことには真の目的があった――。期待の新鋭が挑む、ある一家の火事から始まる本格ホームサスペンス!

人間の弱さと強さとエゴ

真相を解明するために主人公が、体を張って過去を紐解いていくお話。ハラハラドキドキで途中でやめられない、一気に読んでしまいました。
完結してから読んだので、一気読みできてよかったです。完結前だったら気になって気になってしょうがなかったと思います。

過去の犯人を捜すべく奮闘する主人公ですが、この深層にたどり着くのに大どんでん返しがあり、誰もが怪しく思えたり、結末はまさかと!
ですが、読了感はよく、最後は前向きになれる、人間の深さがよく描かれていた作品でした。(40代女性)

私のアリカ

原作:藤沢もやし 漫画:隅屑。

私のアリカ

<あらすじ>
人気急上昇中のアイドルグループ「りりかるトリック」で起きた大事件。
犯人はファンか、それとも‥‥。
『御手洗家、炎上する』の藤沢もやしと、ちばてつや賞大賞の新鋭でお送りする
”アイドル”の光と闇に迫る芸能界サスペンス!

芸能界と人間の暗部を描いた作品

「御手洗家、炎上する」の作者でもある、藤沢もやしさん原作の作品ですが、漫画は隅屑。さんが担当されているので、タッチは全然違う絵になっています。
アリカ失踪事件の犯人はこの中にいるかもしれない…と全員の姿が描かれているページは、もう誰が犯人でもおかしくないと思えるほど別の顔が明確に見え始め、誰を信じればいいか分からないと迷宮へと導かれるストーリー展開です。(40代女性)

復讐の教科書

原作:廣瀬俊 漫画:河野慶

復讐の教科書
《あらすじ》を見る

学校や社会における強者とは、弱者とはどんな人間なのか

イジメをテーマにストーリーが展開していくが、誰が味方で誰が敵・裏切者か分からず、読み進めながらハラハラドキドキする漫画です。
主人公の意志の強さが全編に亘ってストーリーの芯になっていますが、それによって心を開く人間やあくまで敵対する人間など、時には残酷と思える描写を挟みながらの攻防が繰り広げられていきます。ストーリー終盤までよく練られた構成で、「こんなことがあったのか」と驚き、夢中になって最後まで読み切ってしまいました。(40代男性)

「復讐の教科書」の関連テーマ

幽霊塔

作者:乃木坂太郎

幽霊塔

<あらすじ>
時は昭和29年、舞台は神戸。ニートの天野は、幽霊塔と呼ばれる時計塔で、白い何者かに襲われ死の寸前、謎の美青年・テツオに救われる。テツオは曰く「幽霊塔の財宝探しを手伝えば、金も名誉も手に入る」しかしテツオの正体は、男を装う女であり、その名も偽名であった・・・・・・・・

昭和初期をノスタルジックにかつ耽美に描く、20世紀ゴシックミステリーの集大成

タイトルを見た時、「ああ、また黒岩涙香、乱歩の焼き直しか」と思っていたらまさかの大当たりでした。
心憎いのは、それらを読み込んできた読者を(特にガッツリ読み込んできた人には特に)見事に欺くストーリー構成。善と悪、背徳と美徳、男と女、狂気と純愛などに二分割できない人物設定が秀逸です。
主人公の太一、テツオの友情物語であり、古今東西のミステリーマニアに向けた壮大なオマージュでもあります。(40代女性)

約束のネバーランド

作画:出水ぽすか 原作:白井カイウ

約束のネバーランド

<あらすじ>
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

孤児の友情や生きる道

孤児院で育てられた子供たち。そこでは私生活、運動能力、学力と優秀さでランク付けされていて、ある程度の年齢に達すると人身売買されていく子供達。その事実を知った優秀な3人の子供が、シッターの目を掻い潜り脱出を計画します。それぞれの特徴を活かし、時には騙したり、体の一部を犠牲にして逃れようとドキドキハラハラが止まりません。(30代男性)

「約束のネバーランド」の関連テーマ

秘密 -トップ・シークレット-

作者:清水玲子

秘密 -トップ・シークレット-

<あらすじ>
変死を遂げた米大統領、自殺した連続殺人犯…。彼らの脳に遺された映像が語る「秘密」とは…!? 大幅加筆の上、シリーズ第1作より収録!!

人の心の複雑さが事件を発生し、理解するものがその事件を解決する物語

近未来の被害者の脳を見ることができる想定で、科捜研第九研究室がさまざまな事件に取り掛かり、脳を見る上で被害者のプライバシーを暴く問題に当たったり、捜査官が被害者になったりします。
主人公は第九研究室の室長の薪剛で、能力は秀でているものの、人間関係はうまくなく、第九研究室を通し、仲間との触れ合いや、事件の加害者の想い、MRI捜査(死者の脳を見ての捜査)を妨害するための工夫や思いが重なり、思いがけないサスペンスが繰り広げられ、一つの事件が終わっても、次の事件や捜査を読みたくなります。

作者の清水玲子さんは非常に絵が上手く、キャラクターもそれぞれ個性があり、魅力的です。最初は一つの事件だけで終わらせる予定だったそうですが、非常に人気を醸し、連載になり、さらにスピンオフの続編にもなっています。(50代女性)

PLUTO

作者:浦沢直樹

浦沢直樹版鉄腕アトム

手塚治虫先生の「鉄腕アトム」を原作に、浦沢直樹先生がサスペンス要素濃いめに描いた漫画です。
主人公はアトムではなく捜査官ロボットです。世界最高峰のロボット達が破壊される事件の犯人を追うストーリーで、事件を追っていくにつれ少しづつ明かされる事件の真相はワクワクドキドキです。アトムやウラン、お茶の水博士などの原作からのキャラクターも登場するので、原作の鉄腕アトム好きの方も楽しめる作品だと思います。(30代男性)

「PLUTO」の関連テーマ

DEATH NOTE

原作:大場つぐみ 漫画:小畑健

DEATH NOTE

<あらすじ>
このノートに名前を書かれた人間は死ぬ…。死神 リュークが人間界に落とした一冊のノート「DEATH NOTE」。ここから、二人の選ばれし者「夜神月」と「L」の壮絶な戦いが始まる!! かつてないスリルとサスペンス!!

天才同士のだまし合い

凡人ではなく、一般的に天才と言われる人たちのだまし合いが常にハラハラドキドキさせてくれます。特にライバルの登場から天才同士の緻密なだまし合いで、どちらが勝つのか、どのようにして勝つのかなど最後まで目が離せません。また、設定も良く出来ており、現実離れしていますが、もしそうだったらなどの妄想も掻き立てます(40代男性)

Bloody Monday

原作:龍門諒 作画:恵広史

Bloody Monday
《あらすじ》を見る

サスペンス頭脳バトル

天才的な高校生ハッカーが、とあるテロ組織が計画するウイルステロに対して超絶スキルを武器に立ち向かっていく話なのですが、単純にスーパー主人公が無双するのではなく、終始ハラハラする緊張感のある展開が魅力です。ストーリーのクライマックスでは、テロ組織のボスの正体が空かされますが、それがとても意外性があってメチャクチャ驚きました。スリリングな展開、どんでん返し、こういった要素が好きな方は絶対楽しめる作品です。(40代男性)