魂を揺さぶるメロディ! 音楽がテーマの映画16選
音楽がテーマとなっているの映画(洋画・邦画・アニメ含む)を集めてみました。
音楽が魔法のように心に響き、感動と情熱を奮い立たせる音楽映画。
ジャズ、クラシック、ロック、ポップなどの音楽が登場し、その音楽がキャラクターや物語に深みを加えています。音楽の力で感情が高揚し、心に残る瞬間を共有できることでしょう。
心が沸き立つおすすめの音楽映画16作品をご紹介!
- 2024/1/9 「はじまりのうた BEGIN AGAIN」を追加
ボヘミアン・ラプソディ
<あらすじ>
世界が熱狂した伝説のバンド<クイーン>。その光と影を数々の名曲とともに描く感動のミュージック・エンターテイメント。1970年、ロンドン。ライブ・ハウスに通っていた若者フレディ・マーキュリーは、ギタリストのブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーのバンドのボーカルが脱退したと知り自らを売り込む。
伝説「フレディ・マーキュリー」の壮絶な半生の実話
あの伝説のバンドクイーンの若くしてエイズで亡くなったフレディマーキュリーの半生を実話にした映画。
フレディマーキュリーのそっくり人選で彼の壮絶な半生を忠実に描かれていた所と、ヒット曲をたくさん差し込んでいる所が見ていて良かった。
ヒット曲の出来る過程や、仲間との対立やら、このタイトルにあるボヘミアンラプソディーは長すぎてラジオに不向きで最初は使われなかった事など裏話が盛り込まれていて、とても早く時間が経ちあっという間に見終わってしまった。
最終的には感動していたのが、びっくりした。軽い気持ちで見たもので。元々小5でクイーンのCDに出会った私は、曲の独創性に衝撃を受け、好きだから見ただけの話で、前情報一切知らずに映画を見たもんで、まさか感動とは・・・。そう当時の私はその好きな曲々のボーカルのフレディマーキュリーがエイズということと、それで、若くしてこの世を去ったのを知りそれも衝撃でした。
多分クイーンを知らない人もどっかで曲は聞いたことあると思うし、作中音楽シーンたくさんあるし、内容が面白いから、見て損はないと言い切れます!絶対見て欲しい!(40代男性)
BLUE GIANT
<あらすじ>
仙台に暮らす高校生・宮本大はジャズに魅了され、毎日ひとり河原でテナーサックスを吹き続けてきた。卒業と同時に上京した彼は、高校の同級生・玉田俊二のアパートに転がり込む。ある日、ライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会った大は彼をバンドに誘い、大に感化されてドラムを始めた玉田も加わり3人組バンド「JASS」を結成。楽譜も読めずただひたすらに全力で吹いてきた大と、幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈、そして初心者の玉田は、日本最高のジャズクラブに出演して日本のジャズシーンを変えることを目標に、必死に活動を続けていく。
ジャズに賭ける若者たちの熱い物語
テーマはジャズです。仙台に住む高校生がふとしたきっかけからサックスに出会い、ジャズに魅了されていく物語。
主人公の大に才能があるということは比較的序盤からわかり、その才能に圧倒される周囲の人々を、自分じゃないのにどこか誇らしくワクワク見れるのもポイントです。
そして音楽には日本の一流のジャズミュージシャンたちが集い、迫力のある空間を作り出しています。
ジャズに賭ける若者たちの熱に、見ているこちらも熱くなれます。(30代男性)
ベイビー・ドライバー
<あらすじ>
天才的な運転技術を持つ、犯罪組織のドライバー。彼は仕事中、常に音楽を聴いていた。恋人のために足を洗おうとするも、協力を余儀なくされる。そして最後と決めたその仕事は、あまりに危険なミッションだった。
音楽を聴くことで天才ドライバー”逃がし屋”に変貌する少年の話
子供の頃の事故で慢性の耳鳴りを抱えながらも、音楽を聞くことで天才的なドライビングテクニックを発揮する若きドライバーのベイビー。その類い稀なる才能を裏世界の住人であるボスに買われた彼は、借金の返済と引き換えに犯罪者の逃亡を手助けする”逃がし屋”として生活していた。行きつけのお店で可愛い彼女と運命的に出会い、借金返済の目処が立った彼は、”逃がし屋”から足を洗おうと決意するが─。
冒頭のカーチェイスと音楽の相性の良さで一気に引き込まれました。場面が変わるたびにベイビーがその状況に合った楽曲をチョイスしてくれると言う演出が、斬新で面白いなと思いました。実はなかなか物騒な題材を扱っている作品ですが、ノリのいい音楽がずっと流れているお陰で、そこまで深刻にならずにサクッと見ることができます。(30代女性)
SING/シング
<あらすじ>
誰もが聴いたことがあるヒットソングや名曲が60曲以上! 歌のチカラで元気になれるエナジームービー! 動物だけが暮らすどこか人間世界と似た世界–バスター・ムーンが経営する"ムーン劇場"は観客が減り倒産の危機を迎えていた。なんとか劇場を立て直したいバスターはかつてない歌のオーディションを開催することに!主要候補は6名。人生を変えるチャンスを掴むため、参加者たちはそれぞれの想いを胸に劇場へ集結する…。 レディー・ガガの「バッド・ロマンス」やザ・ビートルズの「ゴールデン・スランバー」など誰もが聴いたことがある名曲やヒットソングが映画を彩る、愛とユーモアたっぷりのストーリー。
動物たちの熱い団結物語
誰もが一度は耳にしたことのある洋楽を、夢を持ったそれぞれの動物たちが歌やダンスで表現して行く姿を見て、とてもワクワクしました。
今後の自分の夢と照らし合わせたときに、たとえ途中で壁にぶつかっても諦めずに乗り越えようと思えるような、仲間たちと共に乗り越えていこうというそれぞれの動物たちが、ひとつの大きな目標に向かって突き進んでいく姿に感動しました。(20代女性)
「SING/シング」の関連テーマ
はじまりのうた BEGIN AGAIN
<あらすじ>
ニューヨークの街角を録音スタジオに!?ミュージシャンの彼デイブ(アダム・レヴィーン)に裏切られ、ライブハウスで歌う失意の主人公グレタ(キーラ・ナイトレイ)。偶然居合わせた落ちこぼれの音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)との出会いがデビューの話しへと発展するが、録音スタジオは、なんとニューヨークの街角!?!?路地裏、ビルの屋上、地下鉄のホームとゲリラレコーディングは実施され、この無謀な企画が小さな奇跡を起こし始める。そしてアルバムが完成したその日、誰もが予想できなかった最高の「はじまり」が待っていた。
傷ついた者たちの再生の物語
恋人と別れた売れないミュージシャンと、無職になった音楽プロデューサーが出会い、他の仲間と共に一から出直して新たに音楽を始める、心温まる友情と希望の物語です。壊れた人間関係の再生や、傷ついた相手への共感などが、大袈裟ではない静かなシーンによって表現され、胸を打ちます。有名な俳優、ミュージシャンが出演していますが、いかにもエンターテイメント!という派手な感じはなく、淡々とした良い映画だと思います。(40代女性)
イエスタデイ
<あらすじ>
売れないシンガーソングライターのジャックが音楽で有名になるという夢をあきらめた日、12秒 間、世界規模で謎の大停電が発生──。真っ暗闇の中、交通事故に遭ったジャックが昏睡状態から目を覚ますと…あのビートルズが世の中に存在していない世界に! 彼らを知っているのはジャックひとりだけ!? ジャックがビートルズの曲を歌うとライブは大盛況。そしてエド・シーランのツアーのオープニングアクトを任され、ついにメジャーデビューのオファーが舞い込んでくる。思いがけず夢を叶えたかに見えたジャックだったが──
ビートルズを知らない世界線
ある日突然、世界中で自分以外の誰もビートルズを知らない世界になっていたというユニークな展開から始まる映画です。
主役のヒメーシュ・パテルが歌うビートルズの数々の名曲はとても聴き心地が良く、人間味溢れるコメディもあり、現実では考えられない世界線のストーリーが面白いです。
有名アーティストがそのまま出演していたり面白い演出もあります。(30代女性)
コーダ あいのうた
<あらすじ>
豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聞こえる。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択するルビー。すると、顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。だが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の方が大事だと大反対。悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父は、意外な決意をし・・・。
耳の聞こえない家族に育てられた健常者の少女が歌う楽しさに目覚める
港町で暮らす高校生のルビーは、ろう者の家族のなかで唯一耳が聞こえる健常者。耳の聞こえない家族のため、幼い頃から「通訳」となって家業の漁を手伝ってきた。
そんな中、密かに想いを寄せる同級生のマイルズの真似をして入った合唱クラブで、顧問から歌の才能を認められ、名門音楽大学への受験を勧められる。すっかり歌うことの楽しさに目覚めたルビー。しかし経済的な余裕もなく、「通訳」として娘に頼りきりな両親は彼女の夢を猛反対する。
ろう者の両親に育てられた子供の視点で進む話がとても新鮮でした。
マイルズから、「小学3年生のとき、君がレストランで両親のビールを手慣れた様子で注文していたのがカッコよかった」と言われるシーンがあります。何気ない会話でしたが、こうしたエピソード一つ取っても、周りの子供たちと違って、ルビーは早く大人にならざるを得なかったんだと思うと切なくなりました。
合唱クラブの発表会の途中で音声がなくなり、聞こえない世界からの景色に切り替わる演出があるのですが、そのシーンがとても素晴らしくて感動しました。(30代女性)
「コーダ あいのうた」の関連テーマ
マチネの終わりに
<あらすじ>
世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史は、公演の後、パリの通信社に勤務するジャーナリスト・小峰洋子に出会う。ともに四十代という、独特で繊細な年齢をむかえていた。出会った瞬間から、強く惹かれ合い、心を通わせた二人。洋子には婚約者がいることを知りながらも、高まる想いを抑えきれない蒔野は、洋子への愛を告げる。しかし、それぞれをとりまく目まぐるしい現実に向き合う中で、蒔野と洋子の間に思わぬ障害が生じ、二人の想いは決定的にすれ違ってしまう。互いへの感情を心の底にしまったまま、別々の道を歩む二人が辿り着いた、愛の結末とは-
忘れられない恋を秘めた大人のラブストーリー
主人公は、クラシックギタリストの蒔野。劇中で響くギターの音色も映像も、主演の2人の佇まいも非常に上品で、これは若い方よりも中高年向けの作品ではないか!と感じました。
事実、蒔野と洋子の恋物語も、大人にはちょっと心あたりがあるような…。例え既婚者となっても、なかなか忘れられない相手がいるという人も多いと思いますが、そんな人にとっては、隠し続けている自分の胸の隅をぎゅっとされるような、もどかしさとトキメキが。日々の暮らしを一時忘れて、とてもロマンチックな気持ちにさせてくれる映画でした。
ちなみにギターの演奏は、蒔野役の福山さんが吹き替えなしで挑戦されていて、これもまた見どころの一つです。(40代女性)
リズと青い鳥
広い空を自由に飛びまわることがあの子にとっての幸せ。だけど、私はひとり置いていかれるのが怖くて、あの子を鳥籠に閉じ込め、何も気づいていないふりをした。北宇治高等学校吹奏楽部でオーボエを担当する鎧塚みぞれと、フルートを担当する傘木希美。高校三年生、二人の最後のコンクール。その自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。「なんだかこの曲、わたしたちみたい」屈託もなくそう言ってソロを嬉しそうに吹く希美と、希美と過ごす日々に幸せを感じつつも終わりが近づくことを恐れるみぞれ。「親友」のはずの二人。しかし、オーボエとフルートのソロは上手くかみ合わず、距離を感じさせるものだった
女性同士の友情を超えた絆の物語
響けユーフォニアムに登場する、先輩二人に焦点を当てたお話だけど、タイトルにもなっている「リズと青い鳥」の楽曲の物語と重なって、希美とみぞれの関係性が変わっていくのが凄く切なかったです。
それと同時に、音楽がテーマになっている映画だけあって、ストーリーのバックで流れている音楽とか、足音が楽器の音と重なったりと、キャラクターの心情に音楽が合わさって流れているのが凄く良い。(30代女性)
ピッチ・パーフェクト
<あらすじ>
ベカ(アナ・ケンドリック)は、人が歌うのを聴くよりヘッドホンで音楽を聴く方が好きな女の子。大学に入学したベカは何のクラブにも所属していなかったが、どういうわけか自分からは決して選ばないようなクラブに強引に入れられることに。意地悪な子、優しい子、変わった子。彼女たちに共通するのは、一緒に歌えば素晴らしいサウンドが生まれること。ベカの入部したアカペラ部は昔ながらのアレンジでハーモニーは完璧だったが、そこに彼女は新しさを取り入れる。
個性を重ね合わせて奏でる美しいハーモニー
大学のアカペラサークルで繰り広げられる、笑いあり、涙ありのエンタメストーリー。
アメリカの女子大学生の日常生活が垣間見れたり、登場人物が一人ひとり個性的で、アカペラを通して心を通い合わせ、より美しいハーモニーを奏でていく流れが清々しくて、見ていて気持ち良い。
ストーリー全体としてもテンポがよく、続編の『ピッチ・パーフェクト2』『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』もおすすめです。(30代女性)