悪のカリスマが光る、悪役が魅力的な映画14選

悪役が魅力的なおすすめ映画

悪役が魅力的でカッコよく感じる映画を集めてみました。
魅力的な悪役は誰かと聞かれたら、私が思いつくのはやっぱり、バッドマンのジョーカーか、羊たちの沈黙のレクター教授でしょうか。
悪役が魅力的な映画は、悪役がただの敵対者ではなく、視聴者に強い印象を残す多層的なキャラクターとして描かれている作品になりますね。
ジャンルを問わず、サスペンスからファンタジー、ドラマまで、悪役が物語に深みとテンションを加える映画を14作品ご紹介!

「悪の教典」蓮実聖司

悪の教典

<あらすじ>
高校教師・蓮実聖司は、自らの目的のためには、たとえ殺人でも厭わない。そして、いつしか周囲の人間を自由に操り、学校中を支配しつつあった。全てが順調に進んでいた矢先、小さな綻びから自らの失敗が露呈してしまう。それを隠滅するために考えた解決策は、クラスの生徒全員を惨殺することだった…。

狂気のイケメン教師物語

イケメンで爽やかで、誰もが憧れるような人気者の先生の裏の顔が、だんだんと明らかになってきて、その姿は、信じられないほど、かなり狂気的なものなのだけれど、体を鍛えている姿とか劇中で流れている曲がまた、とてもおしゃれで、それがかっこよくもあり、おぞまそさを増しているのもあり、なんともその魅力に見入ってしまいました。(30代女性)

「レオン」ノーマン・スタンフィールド

レオン

<あらすじ>
家族を惨殺された12歳の少女マチルダは、隣の部屋に住む殺し屋レオンに助けを求める。戸惑いながらもマチルダに救いの手を差し出すレオン。そこから2人の奇妙な共同生活がはじまった。やがて2人の間には父娘とも、恋人ともつかない愛情が芽生えていくが・・・・。

身寄りのない少女と孤独な殺し屋との間に芽生えた小さな恋心

映画レオンの汚職警官ノーマン・スタンフィールドは、数ある映画の悪役の中でも特に印象深かった人物です。市民を守るはずの警察官でありながら、自ら麻薬中毒者に堕ち、金のために女性、子ども相手でも躊躇なく無慈悲に始末する外道っぷりは悪役として完璧、100点です。
ドラッグのカプセルを?み砕いて覚醒し、ショットガンを乱射する狂気的なシーンはインパクト大で、当時とても話題になりました。(40代男性)

アクションラブストーリー

この作品の悪役であるノーマン・スタンスフィールドが麻薬を飲み込むシーンが何度もあるのですが、飲み込み方も独特だし、ハイになって登場するシーンも衝撃的で、それを演じているゲイリー・オールドマンの狂気に満ちた演技力が本当に素晴しい。
さらにはマチルダの家族を虐殺していくシーンも衝撃的で、一度見たら二度と忘れられない悪役です。(30代女性)

「レオン」の関連テーマ

「最後まで行く」矢崎貴之

最後まで行く

<あらすじ>
年の瀬の夜。刑事・工藤(岡田准一)は危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばす。
心の中は焦りで一杯になっていた。
さらに妻から着信が入り、母が亡くなった事を知らされ言葉を失う。
——その時。彼の乗る車は目の前に現れた一人の男をはね飛ばしてしまった。
必死に遺体を車のトランクに入れ立ち去る。そして母の葬儀場に辿り着いた工藤は、車ではねた男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みた…

堕ちるところまで堕ちた男同士の追走劇

悪事を働いた警察官が、その悪事を見られていた監察官によって追い詰められていくサスペンス映画です。
主人公の警官と対峙する矢崎という監察官は、最初こそ理性的なふるまいを見せるものの、不意にその仮面をかなぐり捨て、狂暴で冷酷な行動でもって警官をどこまでも追い詰めていきます。

この矢崎にも結婚予定の義理の親からのプレッシャーなどの事情があるのが知れていくのですが、それにしてもえげつない振る舞いを見せてくるのでただ恐ろしく見えます。その怖さが綾野氏の演技力も相まって魅力ともなり、主人公の岡田准一との果ての知れないデッドヒートをより面白くエキサイティングにしていきます。
疾走感途絶えぬままラストまでほぼこの二人の地獄の追いかけっこを楽しめた作品でした。(40代女性)

「最後まで行く」の関連テーマ

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」サノス

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

<あらすじ>
6つすべてを手に入れると、全宇宙を滅ぼす無限大の力を得るインフィニティ・ストーン。そして、その究極の石を狙う最凶最悪の〈ラスボス〉サノス。彼の野望を阻止するため、スパイダーマン、ドクター・ストレンジ、ブラックパンサー、ガーディアンズたちも集結した、最強ヒーローのチームアベンジャーズが、人類の命運を賭けた壮絶なバトルに挑む。果たして、彼らは地球を、そして人類を救えるのか?

圧倒的な強さを誇るサノスとヒーロー達の戦いに手に汗握る作品

サノスは悪役なのにも関わらず、自分なりの正義や信念を本気で信じているところがカッコいいです。しかも最強のヒーローが集まっているアベンジャーズを相手に一人で戦える強さも魅力だと思います。そしてこの作品は、サノスの野望を食い止めるためのヒーロー達の苦悩、そして成長を描いた物語として楽しめます。
さらに衝撃的なエンディングも含めて、この作品の面白いところだと思います。(30代男性)

「デアデビル」ブルズアイ

デアデビル

<あらすじ>
盲目の弁護士、マット・マードックは二つの顔を持つ。昼は弁護士として弱者を助け、夜は正義の復讐者として、法の目が届かない巨悪を裁く。彼は少年時代の事故により、視力を失うが、超人的な感覚"レーダーセンス"が覚醒する。並外れた運動能力と格闘技を体得したマードックは、恐れを知らぬ男デアデビルと名乗り、ニューヨークの闇に潜む悪と対決する──!

アクロバティックな動きで悪を懲らしめる盲目弁護士のストーリー

父親を殺された盲目の弁護士が復習をする物語です。そして父親殺害に加わった悪の親玉が護衛として元傭兵役を雇いますが、この役をコリン・ファレルが演じています。
彼は主人公の恋人を殺害したり、悪の親玉と主人公が対戦する前に壮絶な戦いを繰り広げるなど、要所要所で存在感を表しています。
またハンサムなコリン・ファレルが坊主頭で額に入れ墨をした姿でこの役を演じているところも見逃せません。(40代女性)

「コンスタンティン」ガブリエル

コンスタンティン

<あらすじ>
この世には、悪魔や天使が宿った人間が生息しており、私立探偵のジョン・コンスタンティンは、彼らを見分けることができる。死後、自分が地獄へ送られる運命にあると知った彼は、悪魔を倒すことで、天国に行こうと目論むのだった。そんなジョンのもとに、双子の姉妹を亡くした刑事アンジェラが現れ…。

悪魔と天使による信仰を奪い合う喧嘩

ガブリエルは、物語の最初の方は、主人公であるジョン・コンスタンティンに協力的な天使のような人物なんですが、実は本性は腹黒く、人間を救済するには神という存在が絶対あり、悪魔に救済を求めるようではいけないから、猟奇的な事件を起こしてそれらを救済するのは神であるという方向に話を持っていこうとするなど、ものすごく傲慢なキャラクターだから主人公を引き立てるにおいて魅力があります。
かくいう主人公も傲慢で神や悪魔は糞野郎であると述べていて実はガブリエルの考えは、コンスタンティンと似ているのです。(30代男性)

「コンスタンティン」の関連テーマ

「101」クルエラ

101

<あらすじ>
運命の出逢いはロンドンの公園。2匹の素敵なダルメシアン、ポンゴとパーディが恋におち、そしてその飼い主、ロジャーとアニタも恋におちた。15匹の子犬も生まれ、幸せいっぱい新婚生活を送っていたのだが、その裏では毛皮マニアのクルエラが、子犬の毛皮でコートを作ろうと企んでいた。15匹の子犬はおろか、街中のダルメシアンが誘拐されたからさあ大変!ポンゴの必死の捜索が続けられる中、子犬たちもまた、仲間の犬たちの助けを得て何とか逃げ出そうとする。99匹のダルメシアン犬の大脱走が、今始まった―。

101匹の犬が巻き起こす、奇跡と感動の物語

ただ犬の毛皮が欲しいという欲望を叶えるために死に物狂いで犬たちを追い回すクルエラが何だか憎めませんでした。そして成功者であるにも関わらず、自分の手下に関しては全く見る目がなく、ジャスパーとホーレスのポンコツ具合には何度も笑わせてもらいました。
最後は気持ちがいいくらいに犬たちにめちゃくちゃにされ、嫌な奴ですが、そのやられっぷりが見事で愛着が湧いてしまいました。(30代女性)

「テルマ&ルイーズ」J.D.

テルマ&ルイーズ

<あらすじ>
ドライブ旅行へ出かけた平凡な主婦のテルマとダイナーの中年ウェイトレス・ルイーズ。だが、途中のバーでレイプされそうになったテルマを救うため、ルイーズは男を射殺してしまう! 二人の旅は一変して悪夢のような展開に──! 若い男を道連れにしたり、逃亡資金を工面する日々を過ごすが、警察の追跡は次第に激しくなる……!

女同士の友情そして逃亡

1人の女性が暴力夫に耐えられず、気の強い彼女の友達がその生活から抜け出せるように助けようとしてその暴力夫を銃で撃ってしまうことから始まる2人の逃走劇。
J.D.は駆け出し時代のブラットピットが演じています。彼が初めて大きな作品に出たということで有名です。J.D.は途中で出てくるクソ男で、彼女たちを窮地に追い込むとても悪い男ですが、とても魅力的で格好いいです。(30代女性)

「ヴェノム」ヴェノム

ヴェノム

<あらすじ>
敏腕記者エディ・ブロックは、人体実験で死者をだしているという<ライフ財団>の真相を追う中、<シンビオート>と呼ばれる地球外生命体を発見し接触してしまう。この意思を持った生命体との接触により、エディの体は寄生され、その声が聞こえるようになる。「一つになれば、俺たちはなんだってできる」とシンビオートはエディの体を蝕み、このまま彼の乗り物となることを受け入れれば、強大なパワーを与えるという取引を持ちかける。エディは肉体の変化に困惑しながらも、その力に少しずつ魅入られていく――。「俺たちは―――ヴェノムだ」こうして、”最悪”の存在、ヴェノムが誕生した!

地球外生命体の戦闘物語

最初は人間を食べるんですけど、途中から主人公の意思をくんで、悪いものなら食べていいことになってそれに反抗するヴェノムとの話し合いが可愛くて魅力的です。
地球外生命体との戦闘シーンもあり、人外レベルの戦いが見れるので、ドキドキワクワクしながら見れます。お互いに合わない性格で主人公とともに共存して生きていくことができるのかこれからも気になる作品です。(20代女性)

「CASSHERN」ブライキング・ボス

CASSHERN

<あらすじ>
この地に生まれた、愛する人々に捧ぐ―――たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体。 鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる。 『人間はなぜ争うのか?』 この重く普遍的なテーマを、エンターティメント性豊かに描き、誰も見たことのない、それでいて、懐かしい既視感(デジャビュ)を感じさせる映像世界。ここには未体験の世界とドラマがある。そうそうたるスタッフとキャストが、その才能の全てを結集させた。感性と想像力を刺激する豊潤なイメージを体感する映像叙事詩!

切ない負の連鎖の物語

酷評されることの方が多い印象のあるこの映画。しかしながら私が原作を知らないのということが功を奏しているのかもしれません、個人的にはとても好きな映画です。おそらく原作は少年向けアニメであり時代的にも勧善懲悪な設定なのだろうと思われますが、本映画ではどちらが善なのか悪なのかをよく考えさせられるシナリオとなっており、ブライキング・ボスをはじめとする設定上悪役達の出自がわかるととても切なく沁みる作品でした。映像や宇多田ヒカルさんの曲を楽しむだけでも価値があると思いますので是非見てもらいたい作品です。(30代男性)

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